SAPの2026年AGM(Annual General Meeting、年次株主総会)を読むうえで、まず切り分けたい点があります。株主総会で確認されたのは、利益処分・配当などの会社提案に関する決議です。一方、DremioとPrior Labsは総会の議案としてではなく、別途発表された買収合意として示されています [24][
10][
11]。
つまり今回のニュースは、株主への資本還元と、SAPが次にどこへAI投資を向けるのかという二つの話が同時期に重なったものです。
AGMで確認されたこと:全議案承認、焦点は1株2.50ユーロ配当
SAPは2026年5月5日、年次株主総会をバーチャル形式で開催し、投資家向けページで「全決議が確認された」と説明しています [24]。その中で具体的に文書化されている主な内容が、2025年度の利益処分です。
SAPの配当発表によると、総会は2025年度の利益剰余金12,727,332,174.77ユーロの処分を決議しました [20]。内訳は次の通りです。
- 配当権のある無額面株1株当たり2.50ユーロの配当 [
20]






