ETFの流出は、強いチャートに水を差したというより、すでに慎重ムードだった相場をさらに冷やしました。4月23日前後の分析では、ETHは日足の上昇トレンドラインを試す展開となり、MACDは弱気クロス、RSIも低下していたとされています。
この状態では、買い材料が途切れるだけでも価格は崩れやすくなります。5月8日の市場更新では、ETHは2,292.24ドルで取引され、短期的に最も意識される上値抵抗として2,400ドルが挙げられていました。
大口保有者がETHを取引所へ送る動きは、短期筋にとって警戒材料です。取引所に移されたETHは売却しやすいため、過去のETH下落局面でも、クジラの活動や大口の取引所送金が追加的な売り圧力として説明されました。
一方で、2,300ドル近辺のクジラの動きは一枚岩ではありません。5月4日の分析では、ETHが2,300ドル近辺で推移するなか、大口ウォレットが96時間で14万ETH超を積み増し、保有残高が1,378万ETHから1,398万ETHへ増えたとされています。別の報告も、クジラ売りと新たな蓄積がぶつかる相場だとしつつ、現物ETFや広義の投資商品の流出が需要回復を抑えていると説明しました
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現時点の短期シナリオは比較的シンプルです。5月4日の見通しでは、ETHは2,200ドルのサポートを維持する必要があり、2,400ドルを上抜ければ2,800ドル方向への反発が広がる可能性があるとされました。5月8日の更新でも、2,400ドルが短期の重要レジスタンスとして示されています
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ETFの資金動向は、一本調子ではありません。4月23日の流出後、4月24日には現物イーサリアムETFで約2,338万ドルの純流入が報告されました。しかし、その後は4月28日に2,180万ドルの純流出、4月30日に約2,364万ドルの純流出が報告され、後者は4日連続の流出と説明されています
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この流れは、ETF需要が完全に消えたというより、資金フローが荒れていることを示しています。ETHが2,300ドル台を安定的に取り戻すには、ETFからの流出が継続的な売り圧力に発展しないこと、そして大口由来の供給懸念を吸収できる現物需要が見えることが重要になります。
ETHの2,300ドル割れは、現物ETH ETFの流入ストーリーが弱まったタイミングで、テクニカルの勢いも鈍っていたことが大きな背景です。クジラの取引所送金は警戒材料ですが、同時に2,300ドル近辺での大口蓄積も報告されており、単純な「クジラ売りだけ」の相場ではありません。
短期的には、2,400ドルを回復するまでは弱気〜中立の見方が残りやすく、2,200ドルを割り込めば下値リスクが強まります。逆に2,400ドルを明確に上回れば、反発局面として見直される余地が出てきます。