『ベルセルク』ほど「次の1話」を長く待たれる漫画はそう多くありません。とくに作者・三浦建太郎が2021年に亡くなって以降、新章は続いているものの、各話の間隔は以前より長くなっています。
その理由は単純な制作遅延ではなく、作品をどう受け継ぐかという慎重な制作体制にあります。
三浦建太郎の死後、誰がベルセルクを描いているのか
出版社・白泉社は2022年、漫画『ベルセルク』の連載を次の体制で継続すると発表しました。
- スタジオ我画(Studio Gaga) — 三浦建太郎のアシスタントチームが作画を担当
- 森恒二 — 三浦の長年の友人で漫画家。ストーリーの監修を担当
連載は2022年6月、『ヤングアニマル』誌で再開されました。現在のクレジットは通常、
「原作:三浦建太郎/漫画:スタジオ我画/監修:森恒二」
という形になっています。![]()
森恒二が監修を務める理由は、三浦が物語の大きな展開や結末を生前に彼へ詳しく語っていた数少ない人物だからです。![]()
なぜ今は更新が遅いのか
現在の『ベルセルク』がゆっくりしたペースになっている理由は、主に次の3つです。
1. 三浦の構想を再構築している
新しいチームは完全に自由に物語を作っているわけではありません。森恒二が覚えている三浦の構想や会話をもとに物語を再構築しています。
そのため、ストーリー展開を慎重に確認しながら進める必要があります。
2. 三浦特有の超精密な作画
三浦建太郎は、漫画界でも屈指の緻密な背景や描き込みで知られていました。長年一緒に制作してきたアシスタントでも、そのクオリティを再現するには時間がかかります。
3. 定期連載スケジュールがない
現在の『ベルセルク』には、週刊や月刊のような固定スケジュールがありません。
『ヤングアニマル』には、制作が完了したタイミングで掲載される形になっており、「完成したら掲載」というスタイルです。![]()
そのため、各話の間隔が数か月空くことも珍しくありません。
第383話からの長い空白
直近の掲載は次の通りです。
- 第383話:2025年9月12日『ヤングアニマル』掲載
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