以下、各ファンドの出資内容、IPOの概要、そして幅広い機関投資家の動向を詳しく解説します。
ノルウェーのGPFGは、世界最大の政府系ファンドで約2.3兆ドル(約345兆円)の資産を運用しています。2026年8月11~12日に公表した上半期報告書で、スペースX株の0.05%(約12.2億ドル、約1830億円相当)を同年6月30日時点で保有していることを初めて明らかにしました。これは約730万株のクラスA普通株に相当します。
同報告書でNBIM(ノルウェー中央銀行投資運用部門)は過去最高となる上半期利益1,840億ドル超を計上しており、スペースX株の組み入れもその一環です。GPFGのポートフォリオ全体で見ればスペースXの比率は小さく、エヌビディア(1.3%、約618億ドル)やアップル(1.2%、約527億ドル)に比べると限定的ですが、同ファンドはテスラ株も約1%(約157億ドル)保有しており、これでイーロン・マスク氏が率いる上場企業2社に投資する立場となりました。
サウジアラビアのPIFは、2025~2026年時点で約9,250億ドルの運用資産を誇る政府系ファンドです。同基金はスペースXのIPOにおいて10~50億ドル(約1500億~7500億円)規模のアンカー注文を出したと報じられています。複数の報道によれば、当初PIFは約50億ドルのアンカー投資を検討しており、これはIPOによる希薄化から既存の約1%の出資比率を守る目的もあったとされています。
PIFはIPO前の資金調達ラウンドを通じて既にスペースX株を保有しており、アルワリード・ビン・タラール王子(0.63%保有、期待評価額1.77兆ドルで約106億ドル相当)などサウジ関連の投資家も恩恵を受ける立場にあります。ただしPIFはノルウェーのGPFGのようにIPO後の正確な保有比率を正式に公表しておらず、最終的な割当額は注文規模と異なる可能性があります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| IPO日 | 2026年6月 |
| 上場市場・ティッカー | ナスダック、SPCX |
| IPO時評価額 | 約1.77~1.8兆ドル(史上最大のテクノロジーIPO) |
| 調達目標額 | 最大750億ドルと報道 |
| 主幹事証券会社 | ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、BOAセキュリティーズ、シティグループ、JPモルガン、UBS、バークレイズ、ドイツ銀行など |
| IPO後の筆頭株主 | イーロン・マスクが48.4%を保有(2026年6月30日時点) |
スペースXは二重株式構造を採用しており、IPO目論見書時点でマスク氏が議決権の84.3%を掌握しています。
機関投資家の需要は極めて旺盛で、多岐にわたっています。
スペースXの株式公開は、ノルウェー、サウジアラビア、クウェート、カタールといった政府系ファンドから米国の成長株ファンド、大手機関運用会社に至るまで、かつてないレベルの需要を集め、テクノロジーIPOとして史上最大のものとなりました。
(注:本記事の金額は特に断りのない限り米ドル。1ドル=150円換算でおおよその目安を併記しています。)
以下、各ファンドの出資内容、IPOの概要、そして幅広い機関投資家の動向を詳しく解説します。
ノルウェーのGPFGは、世界最大の政府系ファンドで約2.3兆ドル(約345兆円)の資産を運用しています。2026年8月11~12日に公表した上半期報告書で、スペースX株の0.05%(約12.2億ドル、約1830億円相当)を同年6月30日時点で保有していることを初めて明らかにしました。これは約730万株のクラスA普通株に相当します。
同報告書でNBIM(ノルウェー中央銀行投資運用部門)は過去最高となる上半期利益1,840億ドル超を計上しており、スペースX株の組み入れもその一環です。GPFGのポートフォリオ全体で見ればスペースXの比率は小さく、エヌビディア(1.3%、約618億ドル)やアップル(1.2%、約527億ドル)に比べると限定的ですが、同ファンドはテスラ株も約1%(約157億ドル)保有しており、これでイーロン・マスク氏が率いる上場企業2社に投資する立場となりました。
サウジアラビアのPIFは、2025~2026年時点で約9,250億ドルの運用資産を誇る政府系ファンドです。同基金はスペースXのIPOにおいて10~50億ドル(約1500億~7500億円)規模のアンカー注文を出したと報じられています。複数の報道によれば、当初PIFは約50億ドルのアンカー投資を検討しており、これはIPOによる希薄化から既存の約1%の出資比率を守る目的もあったとされています。
PIFはIPO前の資金調達ラウンドを通じて既にスペースX株を保有しており、アルワリード・ビン・タラール王子(0.63%保有、期待評価額1.77兆ドルで約106億ドル相当)などサウジ関連の投資家も恩恵を受ける立場にあります。ただしPIFはノルウェーのGPFGのようにIPO後の正確な保有比率を正式に公表しておらず、最終的な割当額は注文規模と異なる可能性があります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| IPO日 | 2026年6月 |
| 上場市場・ティッカー | ナスダック、SPCX |
| IPO時評価額 | 約1.77~1.8兆ドル(史上最大のテクノロジーIPO) |
| 調達目標額 | 最大750億ドルと報道 |
| 主幹事証券会社 | ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、BOAセキュリティーズ、シティグループ、JPモルガン、UBS、バークレイズ、ドイツ銀行など |
| IPO後の筆頭株主 | イーロン・マスクが48.4%を保有(2026年6月30日時点) |
スペースXは二重株式構造を採用しており、IPO目論見書時点でマスク氏が議決権の84.3%を掌握しています。
機関投資家の需要は極めて旺盛で、多岐にわたっています。
スペースXの株式公開は、ノルウェー、サウジアラビア、クウェート、カタールといった政府系ファンドから米国の成長株ファンド、大手機関運用会社に至るまで、かつてないレベルの需要を集め、テクノロジーIPOとして史上最大のものとなりました。
(注:本記事の金額は特に断りのない限り米ドル。1ドル=150円換算でおおよその目安を併記しています。)