かつて「安かろう悪かろう」という固定観念で見られがちだった中国車のイメージを、同モデルがテクノロジーとコストパフォーマンスの両面から覆しつつあると言える。
BYDのドイツでの金字塔は、より大きな潮流の縮図に過ぎない。市場調査会社Dataforceのデータによると、3月の欧州全体では、中国製プラグインハイブリッド車の販売台数が前年比4倍以上に急増し、セグメントの 約30% を占めるに至っていた 。
KBAの5月のデータは、この勢いが衰えていないことを明確に示している。BYDは、ニッチな挑戦者から主流プレイヤーへと、急速にその地位を変えつつある。規模の経済と技術的優位性を活かし、コスト意識の高い、あるいは環境意識の高い欧州の消費者に訴求する、魅力的な製品を次々と市場に投入しているのだ。
自動車大国ドイツでの「戴冠」は、欧州産業界に重くのしかかるEUの新たな関税措置の議論にも、一石を投じる形となっている。
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