同じ48時間の間に、ロシア国内の2つの主要製油所も標的となった。
オルスク製油所(オルスクネフテオルグシンテス、オレンブルク州): ウクライナは8月11日、前線から約1,500km離れたこの製油所を攻撃。攻撃により処理設備が損傷し、石油精製を完全に停止した
。業界関係者2名はロイターに対し、8月12日時点でも操業停止が続いていると証言した
。地元報道によると、復旧には最大6カ月かかる見通し
。
サラバート製油所(ガスプロム・ネフテヒム・サラバート、バシコルトスタン共和国): 8月13日夜、ドローンがこのガスプロム系の大規模施設を攻撃し、火災が発生。ウクライナ国境から約1,300km東に位置するこの製油所は、1カ月以内に2度目の攻撃を受けたことになる
。操業への影響については、記事執筆時点で評価中とされた
。
ウクライナ軍は2026年7月18日以降、ロシア最大のオンライン小売企業ワイルドベリーズ(Wildberries)の倉庫を組織的に攻撃している。このキャンペーンはロシア南部からサンクトペテルブルク郊外、さらにはウクライナから2,000km以上離れたエカテリンブルクに至るまで、少なくとも9施設を標的とした
。
8月14日早朝、ロシア軍のドローン攻撃により、ウクライナ北部スームィの住宅が直撃。ウクライナ当局の発表によれば、29歳の女性とその9歳の息子が死亡した。さらに4人が負傷し、少年の父親と祖母は重度の火傷を負って病院に搬送された
。この攻撃は、8月を通じてスームィ州の民間地区へのロシア軍の攻撃が激化する傾向の一環である
。
国連は2026年7月が、ウクライナの民間人にとって2022年3月以来最も死者の多い月だったと報告した。437人の民間人が死亡し、2,610人が負傷した。この急増は、ロシア軍が長距離無人機、誘導爆弾、ミサイルを用いて都市部や民生インフラへの攻撃を強化したことに起因する
。
ウクライナの深部攻撃作戦の拡大に伴い、バルト海周辺国でも安全保障上の対応が相次いでいる。ロシア国防省は8月13日夜から14日朝までの間に、ロシア本土と併合したクリミア上空で553機のウクライナ無人機を迎撃したと発表した。
これらの措置は、ロシアの戦争とウクライナの対抗作戦が、バルト地域の海上・空域の安全にまで影響を及ぼしつつあることへの懸念の高まりを反映している。