Grok 4.6は前世代Grok 4.5(同指数で54点)から一挙に7ポイントのスコアアップを達成しました。この向上はモデル規模の拡大によるものではなく、拡張トレーニングとエージェント強化学習によるものです。Grok 4.6はGrok 4.5と同じ1.5兆パラメータのV9基盤モデルを採用しています
。
SpaceXAIは、Grok 4.6がGrok 4.5をすべての評価指標で上回ったと発表。具体的にはCursorBench、FrontierCode、APEX-Agents、Terminal-Benchなどで優れた結果を示しています。さらに、GDPVal-AA v2、AA-Briefcase、Harveyの各リーダーボードで首位を獲得しました
。
独立系ベンチマーク機関のArtificial Analysisは、Grok 4.6のコスト効率の高さを強調。「際立ったエージェント性能を低コストで実現」と評価し、インテリジェンス指標タスクあたりのコストは約0.84ドルと、Claude Opus 5やGPT-5.6 Solを大きく下回るとしています。
Grok 4.6の料金体系は、コスト競争力を重視した設計です。
| 料金区分 | 標準料金 |
|---|---|
| 入力トークン(200k未満) | 100万トークンあたり2ドル |
| キャッシュ入力トークン(200k未満) | 100万トークンあたり0.50ドル |
| 出力トークン(200k未満) | 100万トークンあたり6ドル |
| 入力トークン(200k以上) | 100万トークンあたり4ドル |
| キャッシュ入力トークン(200k以上) | 100万トークンあたり1ドル |
| 出力トークン(200k以上) | 100万トークンあたり12ドル |
比較として、GPT-5.6 Solは入力5ドル/出力30ドル、Claude Opus 5は入力5ドル/出力25ドルであり、Grok 4.6は出力価格で両者より約60%安く、GPT-5.6 Sol比では80%のコスト削減となります。
Grok 4.6はリリース当日から複数のプラットフォームで利用可能になりました。
リリース当日、SpaceX株(SPCX)は急騰しました。リアルタイム推定では約147.92ドル、日中で約10.98~11%の上昇を記録。一部メディアが報じた「6%超」を大きく上回る伸びで、株価は140ドルを突破。8月に入ってからの回復率は30%超に達しています
。
この急騰の背景には、モルガン・スタンレーが「公開市場はSpaceXのAIエンタープライズ・プラットフォームを過小評価している」とするリサーチノートを発表したこと、そしてイーロン・マスクCEOが次期モデルGrok 4.7の投入を示唆したことがあります。さらに、8月5日の決算発表でSpaceXがAI事業で25億6000万ドルの収益を計上したことも強気ムードを支えました
。
2026年8月5日の決算説明会で、イーロン・マスクCEOは以下のような積極的な開発スケジュールを示しました。
リリース当日のマスクCEOによるGrok 4.7への言及も株価上昇に寄与しました。また、クラウド環境で複雑なワークフローを自動実行する常時稼働の仮想アシスタント**「Grok Bot」**も、Grok 4.6と同時にSuperGrok Heavy、Cursor Ultra、Cursor Teams Premiumの各サブスクリプション向けにベータローンチされました。