アリアナは2026年5月8日にインスタグラムでこのシングルを発表し、キャプションで「これまでに書いた中で一番好きな曲の一つで、世界で一番好きなコラボレーターであり、大切な人間である素晴らしい人たちとプロデュースした」と綴った 。楽曲制作を担ったのは、まさにファンが期待する黄金トリオだ。アリアナ自身に加え、マックス・マーティンとイリヤ・サルマンザデーが参加。3人は共作と共同プロデュースを手がけており、『Sweetener』、『thank u, next』、『Positions』といったアルバムで数々のヒット曲を生み出してきたパートナーシップが、今回も継続している 。
このシングルは、彼女が新たに設立したインプリントレーベル「BabyDoll Music」からリリースされ、リパブリック・レコードが独占ライセンス契約を結んでいる。これは、自身のレーベルからの初のリリースとなる 。また、7月31日に発売予定のニューアルバム『ペタル』において、2曲目に収録されることも明らかになっている 。リリースに先立つ5月27日には、俳優のジャスティン・ロングが車のバックミラーを覗き込み、そこに映るアリアナの鋭い視線に気づくというティーザー映像が公開され、クリスチャン・ブレスラウアー監督によるミュージックビデオへの期待を高めた。このビデオは6月1日に世界同時公開されている 。
この曲の衝撃度を最も如実に示すのは、ストリーミングでの圧倒的な強さだ。「hate that i made you love me」は、リリース初日にSpotifyで878万8,000回のストリーミングを記録。これにより、Spotifyのデイリー・グローバル・チャートとUSチャートの両方で、初登場1位を獲得した 。
これはアリアナにとって、ミュージックビデオを伴わないシングルリリースとしてはキャリア最大のデビュー記録となる。映像作品の公開なしに両チャートで首位を獲得したことは、純粋なリスナーの需要の高さと、このアルバムサイクルに向けたファン層の強固な結びつきを裏付けている 。比較として、2024年にリリースされた前作「yes, and?」は、ミュージックビデオと合わせて公開され、初日のストリーミング回数は1,121万回であった 。
このシングルは、アリアナにとって『Eternal Sunshine』以来となる通算8作目のスタジオアルバム『ペタル』の最初の贈り物であり、アルバムは2026年7月31日にリリース予定だ 。このプロジェクトは2026年4月28日に発表され、全12曲を収録。同じくBabyDoll Musicとリパブリック・レコードから発売される 。アリアナは、『Dangerous Woman』の頃から一貫してコラボレーションを続けるイリヤと共に、アルバムのエグゼクティブ・プロデュースと共同ソングライティングを務めている 。アルバムの予約注文は、カセットテープ、CD、デジタルダウンロード、LPに加え、「Cloudy Gray Girl」と名付けられた限定版のカラーヴァイナルなど、複数のフォーマットで受け付けられている 。
今回のシングルの強力なスタートは、夏のアルバムリリースに向けて大きな勢いをもたらし、6月6日にオークランドで開幕する待望の「エターナル・サンシャイン・ツアー」の開始直前の追い風ともなった 。ひとまず今、音楽業界の注目は、『ペタル』時代が満開の花を咲かせたことを高らかに宣言した一曲に注がれている。