ビンホームズは、この現金配当を、20.2兆ドンを超える未分配の税後利益剰余金から賄う。2025年度の総配当率は160%(現金60%+株式100%)となる
。これは、ビンホームズが5年ぶりに株主に配当を実施した事例でもある
。
| マイルストーン | 日付 |
|---|---|
| 取締役会が配当を提案 | 2026年3月末~4月初旬 |
| 定時株主総会(AGM)— 株主承認 | 2026年4月21日 |
| 取締役会が正式に決議を承認 | 2026年6月17日/18日 |
| 基準日(権利確定の最終日) | 2026年6月30日 |
| 現金配当支払い日 | 2026年第3四半期(基準日から30日以内) |
| 権利落ち日(香港株主名簿) | 2026年7月9日 |
配当発表は、VHM株に連日のストップ高(値幅制限いっぱいの上昇、ベトナムでは「tran(チャン)」と呼ばれる)を引き起こした。
特筆すべきは、5月7日、VHMがストップ高を記録した一方で、同じ不動産セクターの123銘柄中32銘柄が下落したことだ(NVL -3.50%、DXG -2.22%、DIG -1.69%、NLG -0.92%など)。
ビングループ関連株(VIC、VHM、VRE、VPL)のVN-Indexにおけるウェイトは、2年前の約8%から2026年半ばには約30%にまで膨れ上がった。アナリストは、この上昇相場の要因として、個人投資家の積極的な買い、主要子会社の見通し改善、そしてFTSEラッセルによる近い将来の市場格上げへの期待などを挙げている
。
ビンホームズの株式の過半数を保有するビングループ(VIC)は、この現金配当の最大の受け取り手となる。
| 指標 | 2026年目標 |
|---|---|
| 売上高 | 285兆ドン(約108億ドル) |
| 税引後純利益 | 60兆ドン(約22.8億ドル) — 過去最高 |
| 総配当率(2025年度) | 160%(現金60%+株式100%) |
60兆ドンという純利益目標は、ビンホームズ史上最高となり、2025年目標比38.5%の増加となる。この戦略の根底には、積極的なプロジェクト展開(交通指向型開発プロジェクトを含む)と、住宅購入者向けの新たな金利支援プログラムがある
。
この記録的な配当は、株主への直接的な還元と、ビングループ・エコシステム全体、特に野心的な電気自動車事業を支援するための資本チャネル化という、二重の戦略を象徴している。
注記:本記事の換算レートは、1ドル=約26,000ベトナムドン(VND)、1ドル=約155円を基準としています。
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