データセンター部門は特に好調でした。売上高は67.18億ドルに達し、前年比で倍増(107%増)、前期比でも16%増加しました。この部門は現在、AMDの全売上高の58%を占め、前年の42%から大きく増加しています
。成長の原動力は、AIワークロード向けのAMD EPYCサーバー向けCPUとInstinct GPUへの旺盛な需要です
。データセンターの営業利益も大幅に改善し、前年同期の1億5500万ドルの損失から21億ドルの利益に転換しました
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ゲーム部門は、AMDの強力なポートフォリオの中でも引き続き弱点となっています。ゲーム部門の売上高は、前年比31%減の7億7900万ドルとなりました。これは、PlayStation 5やXboxのライフサイクルが成熟期に入り、カスタム半導体(ゲーム機向け)の売上高が減少したためです。この減少は、クライアント部門が23%増の30.62億ドル(モバイル向けプロセッサの記録的な販売と市場シェア拡大が寄与)となったことで一部相殺されました
。Ryzen Proの売上高は、法人向け採用が拡大し50%以上増加しました
。クライアント部門とゲーム部門を合わせた売上高は38.4億ドルで、前年比6%増でした
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AMDは、第3四半期の売上高見通しを、中間値で約130億ドル(±3億ドル)と発表しました。これはアナリスト予想の125.2億ドルを約2.9%上回る水準です。決算説明会では、経営陣が2027年にデータセンター売上高が再び約2倍になる可能性があるとの見通しを示し、AIインフラへの投資が継続することを示唆しました
。一部のアナリストは140億ドルものガイダンスを予想しており、この期待値との乖離が株式市場の反応を鈍らせた一因と見られています
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主要な指標で市場予想を大きく上回ったにもかかわらず、AMDの株価は時間外取引で約6〜9%下落しました。この下落は、すでに好業績が株価に織り込み済みであったことや、競合に対する継続的な懸念が原因とされています。特に、イーロン・マスク氏のxAIがNVIDIAのチップにコミットしたとの報道は、NVIDIAがAI GPU市場で支配的な地位を維持しているという見方を強めました
。アナリストは、AMDの業績は良好だが、市場がより高いバリュエーションを認めるには、NVIDIAに対する具体的な市場シェアの獲得を示す必要があると指摘しています
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AMDは、2026年7月下旬に開催した「Advancing AI」カンファレンスで、初のラックスケールAIシステム「Helios」を発表しました。これは、NVIDIAのVera Rubin NVL72プラットフォームの直接の競合製品として位置づけられています。AMDは、NVIDIAの同等プラットフォームと比較して30%の価格性能比で優位性があると主張しています
。主な顧客の採用状況は以下の通りです。
AMDは、2026年下半期にHeliosの出荷を開始する予定です。このシステムは、72基のAMD Instinct MI455X GPU、第6世代EPYC Venice CPU、AMD Pensandoネットワーキング技術を、オープンなダブルワイドラック設計で組み合わせたものです
。1ラックあたり最大2.9エクサフロップス(FP4)の性能を実現し、価格は約525万ドルとされています
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AMDは、過去最高の売上高、急成長するデータセンター事業、そして楽観的な業績見通しと、基本的に力強い四半期決算を発表しました。しかし、株式市場では、すでに織り込み済みの高い期待と、NVIDIAとの競争に対する根強い懸念から売りが優勢となりました。Heliosシステムは主要なハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)からの大規模な採用を獲得しており、AMDのAIインフラへの需要が本物であることを示しています。これらの確約を、NVIDIAに対する意味のある市場シェア獲得に結びつけられるかどうかが、今後の投資家の最大の関心事であり、議論の中心となるでしょう。