前半:ジャストが先制、レザイヤンが追いつく
世界ランキング85位で、今大会出場国の中で最低シードとなるニュージーランドが、イランサポーターの多いスタジアムを静まり返らせたのは開始わずか7分のことだった。キャプテンのクリス・ウッドが絡んだ流麗なパスワークから、マザーウェル所属のFWエリヤ・ジャストが冷静に決めて、オールホワイトズが試合の流れに反して1-0と先制した。
世界ランキング21位のイランは、この先制点の後、ボール支配率で上回り、より多くの決定機を作り出した。同点ゴールが生まれたのは32分。途中出場のシャハリヤル・モガンルーのパスを受けたラミン・レザイヤンが、絶妙なチップシュートを決めてスコアを1-1とした
。
後半:NZが再び勝ち越し、イランが最終回答
後半に入るとニュージーランドが立て直し、開始9分で再びリードを奪う。ここでもウッドとジャストのコンビネーションが炸裂。ベテランストライカーのウッドが、54分に再びジャストをお膳立てし、ジャストがこの日2点目を決めてスコアを2-1とした。
しかし、イランの反撃は迅速だった。同点に追いついたのは64分。今度は得点者のレザイヤンがチャンスメーカーとなり、正確なクロスを供給。これにモハマド・モヘビが頭で合わせ、試合は再び2-2の振り出しに戻った。終盤は両チームとも勝ち越し点を狙い、アディショナルタイムには互いにチャンスの連続となったが、決勝点は生まれなかった
。
イラン (4-1-4-1)
アリレザ・ベイランバンド (GK); ラミン・レザイヤン, ホセイン・カナーニザデガン, ショジャ・ハリルザデ, ミラド・モハマディ; サイード・エザトラヒ; アリレザ・ジャハンバクシュ, サマン・ゴッドス (↓65分), メフディ・タレミ (↓80分), メフディ・ガイェディ (↑46分); シャハリヤル・モガンルー (↓53分).
交代選手: 46分 メフディ・ガイェディ (A. ユーセフィと交代), 53分 A. アリプールガラ (シャハリヤル・モガンルーと交代), 65分 エフサン・ハジサフィ (サマン・ゴッドスと交代), 80分 A. ホセインザデ (メフディ・タレミと交代)。
ニュージーランド (4-3-3)
マックス・クロコム (GK); リベラト・カカーチェ (↓68分), トミー・スミス, ナンド・ピネイカー, ティム・ペイン (↓78分); ジョー・ベル, マルコ・スタメニッチ (↓90+2分), マシュー・ガーベット; エリヤ・ジャスト, クリス・ウッド (↓78分), ライアン・トーマス (↓68分).
交代選手: 68分 ベン・オールド (リベラト・カカーチェと交代), 68分 R. トーマス (C. マッコーワットと交代), 78分 C. エリオット (ティム・ペインと交代), 90+2分 J. ランダル (S. シンと交代), 90+2分 T. ビンドン (マルコ・スタメニッチと交代)。
この引き分けにより、グループGは全チームに決勝トーナメント進出の可能性が残されたまま、文字通り「何が起こるかわからない」大混戦の様相で2戦目を迎えることになった。
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