Campaign Classicと並んで、Adobe ColdFusion (APSB26-64) のアップデート**優先度が「1」**に指定されました。これはAdobe社内で最も高い評価で、将来の攻撃に悪用されるリスクが極めて高い脆弱性に対してのみ与えられます。Adobeは、ColdFusion 2025および2023向けのパッチで、任意のコード実行、権限昇格、セキュリティ機能のバイパスにつながる可能性がある「緊急」および「重要」の脆弱性を修正しました
。
今回の6月のリリースで、この「優先度1」が割り当てられたのはCampaign ClassicとColdFusionの2製品のみです。Experience ManagerやInDesignといったその他すべての製品のアップデートは「優先度3」となっており、Adobeが現時点で実際の攻撃に悪用される可能性は低いと判断していることを示しています。
123件のユニークなCVE(共通脆弱性識別子)は、合計11件のセキュリティアドバイザリを通じて公開されました。Qualysの集計によると、修正された脆弱性のうち47件が「緊急」と評価され、悪用された場合、任意のコード実行、権限昇格、セキュリティ機能のバイパスにつながる恐れがあります。
影響を受ける製品の全リストは以下の通りです。
Adobeの123件の脆弱性修正という大規模なリリースも、同日に行われたマイクロソフトの記録的な更新の前では、その規模がかすんでしまいました。各種セキュリティ企業の報告によると、マイクロソフトは6月の月例更新で198件から211件の脆弱性を修正し、過去最大を記録しました。
| 指標 | Microsoft (2026年6月) | Adobe (2026年6月) |
|---|---|---|
| 修正されたCVE数 | 198~211件(集計方法により変動) | 123件 |
| 「緊急」と評価された問題 | 32~38件 | 47件 |
| 悪用が確認された/ゼロデイ | 3件がパッチ公開前に一般へ公開 | 公開時点で実悪用の報告なし |
マイクロソフトの今回のリリースは、2025年10月に記録した175件という過去最多のCVE数を大幅に更新する、歴史的な異常値となりました。さらに、Microsoft Edge(Chromium)向けのブラウザパッチを加えると、マイクロソフトが6月に対応した脆弱性の総数は570件以上に急増し、業界では「パッチ黙示録」という言葉が飛び交う事態となりました
。これに対し、Adobeのリリースは件数こそ多いものの、四半期に一度の大規模アップデートという従来の傾向の範囲内と見なされています
。
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