この機能は、Windows 95以降長く標準だったものですが、2021年にWindows 11が登場した際に削除され、多くのユーザーから不満の声が上がっていました。
Microsoftは同時に、よりコンパクトなタスクバーもテストしています。これはタスクバーの高さを下げ、アイコンも小さく表示するモードです。
特に次のような環境で効果が期待されています。
これまでのWindows 11にも「小さいタスクバーアイコン」の設定はありましたが、実際のタスクバーの高さは変わらないため、実用的とは言い難い面がありました。
新しいコンパクトモードでは、タスクバー自体の高さが縮小され、Windows 10に近い密度のレイアウトになります。
Microsoftは今回の取り組みを、「Startメニューとタスクバーをよりパーソナルにする」プロジェクトの一部と説明しています。
Windows Insiderチームによれば、現在の開発の重点は次のポイントです。
具体的なStartメニューの変更内容はまだすべて公開されていませんが、ユーザーがより自由にインターフェースを調整できる方向で開発が進められています。
Windows 11の初期リリースでは、タスクバーは画面下に固定されていました。
その理由の一つは、MicrosoftがWindows 11のUIを大きく刷新する際に、タスクバーをゼロから作り直したためです。旧バージョンのコードを流用しなかったため、位置変更などの従来機能は最初から含まれていませんでした。
また、デザイン面では**中央配置のStartメニューを中心とした対称的なUI(シンメトリー構造)**を重視したことも背景にあるとされています。
結果として、長年使われてきた柔軟な配置機能がWindows 11では失われることになりました。
今回の変更は、MicrosoftがWindows 11に対するユーザーの不満へ対応する姿勢を強めていることを示しています。
タスクバーの移動やサイズ変更は、Windows 10時代には当たり前だった機能です。これらを復活させることで、Microsoftは以下のバランスを取り直そうとしているようです。
つまり「モダンなUI」と「従来の柔軟性」を両立させる方向への調整と言えます。
現時点で、これらの機能はExperimental Insiderチャネルでのみ提供されています。
このチャネルは、新しいプラットフォーム機能を試験的に導入するためのもので、次の可能性があります。
そのため、一般向けのWindows 11にいつ搭載されるかはまだ発表されていません。
ただし、MicrosoftがWindows 11で最も議論を呼んだデザイン変更の一部を見直し始めているのは確かです。多くのユーザーが求めていた「自由に配置できるタスクバー」は、ようやく復活へ向かって動き出したと言えるでしょう。