これはガンダムゲームとしては、近年では珍しい完全マルチプラットフォーム展開となります。
本作の最大の特徴の一つは、その世界観にあります。『GUNDAM ROGUE ORBIT』は、宇宙世紀などの既存のアニメシリーズや漫画を原作としない、完全新規の独立したタイムラインで展開されます。これは、新規プレイヤーにとっての格好の入り口であると同時に、長年のファンにも新たな物語を提供することを意図しています 。
プレイヤーはエースパイロット「RE-X(レクス)」として、高性能モビルスーツ「ガンダムヘリックス」を駆り、パートナーロボット「ハロ」の「Vee(ヴィー)」と共に、圧倒的な未知の脅威に立ち向かう「名もなき戦士たち」の部隊を率います 。
発表トレーラーで明らかになったのは、本作が戦術的なチームシューターではなく、スピード感あふれる映画的なアクションゲームであることです。重厚な近接戦闘と高速移動を軸としたゲームプレイが特徴で、公式では「スキル、熟練度、そして迅速かつ断固たる行動」が報われる戦闘システムと説明されています 。
しかし、最も注目すべき変更点は敵のデザインです。ジオンのモビルスーツや人間が操縦するメカではなく、『GUNDAM ROGUE ORBIT』では、ガンダムが巨大な怪獣のような敵と対峙します。あるメディアはこれを、ガンダムフランチャイズが通常プレイヤーに投げかけてくる敵よりも「分厚い(meatier)」クラスの敵だと表現しました 。この変更により、これまでの対MS戦とは異なる、モンスターとの生存をかけた戦いが本作の根幹を成しています。
この発表は、ここ数年のガンダムゲームの状況を考えると、特に新鮮に感じられます。バンダイナムコは近年、『GUNDAM EVOLUTION』やモバイルアプリに代表される基本プレイ無料のソーシャルゲーム、あるいはリメイク作品のリリースに注力してきました 。
『GUNDAM ROGUE ORBIT』は、その流れを修正するものと言えるでしょう。多くのファンが長らく熱望してきた、数年ぶりとなる据え置き機向けのプレミアムでストーリー主導型のガンダムアクションゲームなのです 。再び一年戦争の時代を描くのではなく、完全に新しい時間軸を構築することで、バンダイナムコはゲームにおけるガンダムのアイデンティティを、ノスタルジーを超えて拡張しようとしているのです。
本作は、6月5日に開催された2時間のメインショーケースにおける、主要なワールドプレミアの一つとして公開されました。ラインナップには『Star Wars: Zero Company』や新たな『Guild Wars』、『Resident Evil: Veronica』、『Alien: Isolation 2』など、欧米の大型タイトルが名を連ねていました 。
その中で、日本のパブリッシャーによる数少ない大型発表であり、ショーケースの目玉メカアクションタイトルとして『GUNDAM ROGUE ORBIT』は異彩を放ちました 。ショーケース全体にアニメ調のブロックバスターアクションという彩りを加え、公開された洗練されたゲームプレイ映像は即座に大きな話題を呼びました
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