しかし、オンチェーンデータを詳しく見ると、この急成長が「ステーブルコインの流動性」と「ミームコインの投機」という2つの異なる燃料で動いており、さらにロビンフッド社による寛大なガス代補助金がエンジンを過給している実態が浮かび上がる。
ロビンフッドチェーンの軌跡は異常なまでに速いが、その成長の「中身」が重要だ。
2026年8月初旬の時点で、オンチェーンアナリストのTom Wan氏は、ロビンフッドチェーンの資産時価総額が10億ドルを超えたと報告。その構成は以下の通り 。
| 資産クラス | 10億ドルに占める割合 |
|---|---|
| ステーブルコイン(USDG、USDCなど)+利付きステーブルコイン | 約68% |
| イーサリアム(WETHおよびブリッジETH) | 約28% |
| その他(トークン化RWA、ミームコインなど) | 約4% |
機関向けRWAプラットフォームとして売り出されたにもかかわらず、初期のトランザクション量とDEX活動の主な原動力はミームコイン投機だった 。
CEOのVlad Tenev氏は当初、7月3日のCNBCインタビューでミームコインを一蹴したが、数日後にはX(旧Twitter)で「ロビンフッドチェーンをRWAに最適なチェーンとして構築しているが、ミームにも最適だ」と発言し、方針転換した 。
ロビンフッドチェーンは独自のトークンではなく、ETHをネイティブガストークンとして使用。Arbitrum Orbit上に構築され、イーサリアムに決済され、ETHを経済的資産として継承する。ロビンフッドはネイティブチェーントークンの計画を発表していない。複数の分析によると、同チェーンのポジショニング(ブローカー主導の金融スーパーアップチェーン)はネイティブトークンを不要にする。なぜなら、手数料収入(7月で360万ドル超)はトークン保有者ではなく、ロビンフッド社に帰属するからだ 。