報道ではさらに、XboxやOneDriveなどMicrosoft関連サービスに結びつく情報、IPアドレス、電話番号、連携アカウント、端末識別子、テレメトリー、関連ファイルなども要求項目に含まれる可能性が指摘されている。
ただし、各媒体が伝える要求範囲には差がある。したがって、これらは召喚状の報道内容として受け止めるべきであり、Microsoftが最終的にどの情報を開示するかまで確定したものではない。
Microsoftの社内調査記録が注目されるのは、リーク素材がMicrosoftのサービスを経由したのか、あるいはXbox向けの開発環境と接点があったのかを確認できる可能性があるためだ。一部ではXbox開発キット由来ではないかという見方も出ているが、現段階では未確認の説にとどまっている。
Discord向けの召喚状では、映像の投稿や共有に関係したアカウントについて、ハンドルネーム、アカウントID、登録情報、IP関連情報、通信内容など、オンライン上の身元を結びつける情報を求めているとされる。また、リーク素材が拡散した特定のDiscordサーバーやチャンネルに所属していた利用者の情報も対象に含まれるという。
提出書類には、GTA関連で知られるYouTuber、DarkViperAUに関連するサーバーの名前も記載されていたと報じられている。ただし、サーバー名や人物名が召喚状に登場したこと自体は、リークや拡散への関与を意味しない。DarkViperAUは関与を否定している。
オンライン上では数日間にわたり、少なくとも6本のゲームプレイ映像とされる動画や、ゲーム内マップとされる画像が拡散した。報道された映像には、バスケットボール、運転、戦闘、飛行などの場面が含まれていたという。
Take-Twoが著作権に基づく召喚状を使い、映像の削除や投稿者の追跡を進めていることから、同社がこれらを無許可で流出した自社の著作物として扱っていることはうかがえる。しかし、それだけでネット上に出回ったすべての動画や画像、ゲーム内容の主張が技術的に本物だと証明されたわけではない。
また、流出した素材は未完成版、あるいは古いビルドに由来する可能性も報じられている。その場合、映像に登場する要素が製品版にも残るとは限らない。
Cyberleekは今回の活動を、デジタル版の予約販売や、発売初日に有料DLCを提供する慣行への批判として位置づけていた。しかし、これらは匿名アカウント側の主張や要求であり、Rockstarが発表した計画ではない。
さらに、リーク映像にはSolanaブロックチェーン上のミームコイン**「CYBERLEEK」**の宣伝が伴っていた。トークンは最初に広く報じられたリークの直前または前後に登場し、注目と取引が急増。一部の報道は、価格をつり上げた後に売り抜ける「パンプ・アンド・ダンプ」に似た構図だと指摘している。
ただし、この数字をもってリークだけが株価下落の原因だったと断定することはできない。利用可能な報道からは、Cyberleekの投稿とTake-Two株の値動き全体との間に決定的な因果関係までは確認できない。また、株価の下落はリーク映像の真偽を証明するものでもない。
現時点で最も慎重に言えるのは、リークが商業面・評判面で十分な懸念を生み、Take-Twoが連邦裁判所を通じてプラットフォームの記録を求める段階に進んだ、ということだ。
MicrosoftとDiscordから有効な記録が提出されれば、Take-TwoはCyberleekのアカウントを、メールアドレス、IPアドレス、端末、決済履歴、連携サービス、通信記録などに結びつけられる可能性がある。そこから、Googleなど別のサービスを対象とする追加の召喚状や、身元が判明した個人・団体への法的請求につながる可能性も報じられている。
記録がそろえば、リーク素材がどのサービスからどこへ移動したのか、その拡散経路を再構成する手がかりにもなり得る。一方で、召喚状が出たからといって、要求した情報が必ず存在するとは限らない。プラットフォームがすべての情報を法的に開示できるとも、記録によって最初の流出元まで特定できるとも限らない。
今回の法的対応は、Rockstarが予定している**「Grand Theft Auto VI: An Extended Look」**の公開直前に行われた。同映像は2026年8月27日にNetflixで先行公開され、その後、Rockstar Gamesの公式YouTubeチャンネルとGTA 6公式サイトでも公開される予定だ。
引用した報道の時点で、RockstarとTake-Twoはリークキャンペーンそのものについて公式コメントを出していない。今回の召喚状は、同社が公に確認できる形で示した最も明確な対応であり、著作物を保護しながら、Cyberleekの背後にいる人物や拡散経路の特定を目指す動きだ。ただし、映像がどこまで本物なのか、どのように流出したのかは、なお解明されていない。