標準のFold 8は、従来の細長い「キャンディバー」型カバーディスプレイを廃し、5.5インチ(16:10)のワイド画面を採用。内側は7.6インチ(4:3) で、閉じたときの違和感が大幅に減少した。本体重量は201g、開いたときの厚さは4.5mmと、歴代Foldシリーズで最も軽い 。この形状変更により、従来はZ FlipユーザーがFoldに乗り換える主な障壁となっていた「閉じたときの持ちにくさ」が解消され、サムスンは「Z Flipからの買い替えが初めて本格的に起きている」と発表している 。
「パスポート型」とも呼ばれる上位モデルは、8インチの内側ディスプレイ、200MPのメインカメラ、50MPの超広角カメラ、5,000mAhシリコンカーボンバッテリー(45W有線充電対応)、そして3,000ニトの反射防止ディスプレイを搭載。開いたときに完全にフラットになる設計で、折り目もより目立たなくなった 。本体重量は215g、展開時の厚さはわずか4.1mm 。
両モデルともSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載し、Fold 8 Ultraは最大16GB RAM(1TBストレージモデル)に対応 。
Samsung公式ストアでは、Fold 7やGalaxy S26 Ultraなどの下取りで最大1,200ドルの即時割引を提供 。さらにコード「PAYPAL100」を併用すると、Fold 8(256GB)が599ドル、Fold 8 Ultra(256GB)が799ドルで購入できた——定価1,899ドル(Fold 8)の約3分の1の価格である 。
AT&TとT-Mobileは、機種変更と新規回線契約を条件に最大1,900ドル割引を提供。Fold 8が実質無料になるプランもあった 。
Amazonは、下取り不要で350ドルのギフトカードを全購入者に付与。Samsung直販の200ドルクレジットを上回る内容で、実質的な負担額を1,240ドルまで引き下げた 。
コード「PAYPAL100」による100ドル割引に加え、最大200ドルのSamsungクレジット(アクセサリー用)も併用可能だった 。
Galaxy Z Fold 8シリーズの大成功は、単なる値引きの結果ではない。「閉じたときの使いづらさ」という最大の弱点を克服したデザイン、カメラとバッテリーで従来のフラッグシップを超えたUltraモデル、そして販売チャネルを問わず徹底的に価格を下げたプロモーション——この三拍子が揃ったことで、折りたたみスマホはようやく「ガジェット好きの珍品」から「一般消費者が本気で検討する端末」へと変わりつつある。全世界で500万台近い予約は、その転換点を裏付ける数字といえるだろう。