ウクライナ国家警察が公開した映像(ロイター通信とBBCが検証・配信)には、ドローンがユーリーを執拗に追跡し、彼が逃げ回る様子が克明に記録されている。ユーリーは「野菜を売っている一般市民だ」と必死にアピールしたが、ドローンは発泡スチロールの箱のそばで爆発。彼は両脚に深刻な破裂傷と全身に無数の破片傷を負い、病院に搬送された。警察は声明で「この男性は戦闘員である兆候は一切なく、市場で商品を販売しているだけだ」と強調している。
ウクライナのシビハ外相は、この映像は民間人への意図的な攻撃を示しており「ロシアが戦争犯罪を犯した」と正式に非難。ゼレンスキー大統領はSNSで映像を拡散し、ロシア軍が前線地域で市民を標的にする「ドローン・サファリ(ヒューマン・サファリ)」戦術の一部だと批判した。
ヘルソン市場の事件は孤立したものではない。8月3日から4日にかけ、ウクライナ各地でロシア軍の攻撃により多数の市民が死傷した。
スームィ州軍政当局のオレフ・フリホロフ長官は「少女たちの遺体は自宅のがれきの下から収容された」と述べている。
国連は2026年上半期にウクライナで1,396人の市民死亡、7,978人の負傷を確認。これは2025年比で37%増、2024年の2倍以上に相当する。複数の情報源が市民被害の増加傾向を裏付けている。
ロシアは、クラスノダール地方のゲレンジークで発生した攻撃(子ども3人を含む7人死亡)をウクライナによる「テロ攻撃」と非難(詳細は独立検証できず)。モスクワは常に民間人標的を否定し、ウクライナ側の同様の違反を非難している。
さらに黒海のノヴォロシースク近郊で、無人機攻撃がトルコ船籍の貨物船を直撃した事件を受け、トルコ政府は黒海の航行安全確保を全当事者に要請。死傷者は報告されていないが、中立商船へのリスクが指摘された。
主な未確定要素:国連報告書の正確な引用や、ヘルソン州でのある「日曜日」の死傷者数(2人死亡、18人負傷)の完全な内訳、ゲレンジークとトルコ船籍船事件の詳細は検索範囲内で完全なクロス検証ができなかった。ただし、ヘルソン市場攻撃、スームィの子ども死亡、ウクライナ当局の非難はロイター通信、BBC、ウクライナ当局により完全に確認されている。