イスラエル軍はヨルダン川西岸全域で軍事作戦を強化しています。
8月11日、イスラエル軍の保護を受けた数十人の入植者が、ラマラ北東のアル=ムガイイル村(Al-Mughayyir)で農作業中のパレスチナ人農民を襲撃しました。6人が負傷し、その中には子ども3人と女性2人が含まれていました。入植者たちは谷間の一部を焼き払い、近隣の家屋も襲撃しました。
7月29日、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、ヨルダン川西岸での暴力が悪化していると警告しました。同事務所の報告によると、2026年7月20日時点で、ヨルダン川西岸では今年に入り76人のパレスチナ人が殺害され、約1,430件の入植者による攻撃が記録されており、これは「過去最多」です。
現在の暴力の波は、7月下旬にナブルス近郊のタル村(Tal)で発生した入植者とパレスチナ人の衝突を契機としています。この衝突ではパレスチナ人4人とイスラエル人2人が死亡し、今年のヨルダン川西岸で最悪の単一事件となりました。 この事件は、入植者による広範囲な報復攻撃(クスラ村の2つのモスクへの放火など)と、数百人規模の拘束を伴うイスラエル軍の大規模な掃討作戦を引き起こしました。
状況の悪化に伴い、住民や人道支援機関は、ヨルダン川西岸が第2次インティファーダ以来最悪の暴力に見舞われており、入植者の攻撃、軍事襲撃、家屋取り壊しがパレスチナ人コミュニティの日常生活を根本から変えつつあると警告しています。
出典: AP通信、ロイター通信、BBC、アルジャジーラ、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)、WAFA、タイムズ・オブ・イスラエル、NPRなどの国際報道機関。