肥満治療といえば、一般的には外科手術(バリアトリック手術)か、GLP‑1系などの長期薬物治療のどちらかが主流です。ドイツのMedTechスタートアップSediventionは、その中間に位置する新しい選択肢を開発しています。
同社の技術は、胃にある迷走神経(vagus nerve)の枝を冷却して一時的に機能を遮断することで、空腹感を弱めることを目指すものです。外科手術や体内インプラント、長期服薬を必要としない1回の低侵襲処置として設計されています。![]()
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Sediventionの肥満治療とは
Sediventionが開発しているのは、クライオアブレーション(極低温による神経処理)を利用した医療機器型の肥満治療です。中心となる装置は、**クライオバルーンカテーテル(通称「Blizzard Catheter」)**と呼ばれるデバイスです。![]()
このカテーテルは、胃の表面に沿って走る**迷走神経の胃枝(gastric trunks)**を標的にしています。これらの神経は、胃から脳へ送られる空腹や満腹の信号に関わっています。
冷却エネルギーによって神経の信号伝達を遮断することで、空腹感を長期的に弱める可能性があると考えられています。![]()
ただし、この治療は現在も開発段階であり、大規模な臨床試験で有効性や安全性が確認されたわけではありません。![]()
バルーンカテーテルによる処置の流れ
処置方法は外科手術ではなく、胃カメラ検査(胃内視鏡)に近い手技で行われます。口からカテーテルを挿入して胃まで進めるため、腹部切開は不要です。![]()
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