**Scapiaは「旅行を中心にしたフィンテックアプリ」**です。
日常の支払いを旅行特典に変え、そのポイントを使って同じアプリ内で航空券やホテルを予約できる仕組みを提供しています。
同社は 2022年に元Flipkart幹部のアニル・ゴテティ(Anil Goteti) によって設立され、インドのITスタートアップの中心地である ベンガルール に本社があります。
多くのサービスが
のように分かれているのに対し、Scapiaはこれらを一つのモバイルアプリで完結させることを目指しています。
アプリ内で
を直接予約できます。支払いは通常決済でも、利用で貯めた旅行ポイントでも可能です。
Scapiaの中心サービスの一つが、Federal Bankと提携したコブランドクレジットカードです。
カードの利用額は旅行リワードに変換され、アプリの旅行マーケットプレイスで利用できます。
2025年には、Federal Bankと共同でVisaとRuPayのデュアルネットワークカードを発表しました。
このカードの特徴は次の通りです。
UPI(Unified Payments Interface)はインドで最も普及しているリアルタイム決済インフラで、銀行口座やQRコードを使ったモバイル決済を可能にします。
Scapiaはこの仕組みにクレジットカードのリワードと旅行特典を組み合わせています。
Scapiaの基本モデルは、日常の支払いを旅行ポイントに自動変換する仕組みです。
ユーザーは普段の買い物や支払いでポイントを貯め、そのままアプリ内で旅行予約に使えるため、金融サービスと旅行サービスが自然に結びつく設計になっています。
最新ラウンドの概要は次の通りです。
評価額は媒体によって異なります。
いずれにしても、およそ1年で評価額が2倍以上になったと報じられています。
ユーザー数などの詳細は公表されていませんが、財務データからは成長の勢いが見えます。
同社の FY25の営業収益は前年比約71%増 と報告されています。
さらに今回の資金調達は、世界的にフィンテック投資がやや減速している中で行われたため、投資家が旅行×決済の領域に強い期待を寄せていることを示しています。
Scapiaの金融サービスは銀行との提携によって提供されています。
現在確認されている主要パートナーは次の通りです。
この提携により、Scapiaは自社アプリ内でクレジットと決済機能を提供しています。
提供された情報源では具体的な競合企業の名前は明示されていません。
ただし事業領域から見ると、Scapiaは次のカテゴリーの企業と競合する可能性があります。
Scapiaの特徴は、これらを単一アプリに統合した点にあります。
今回の6300万ドルは、主に次の用途に使われる予定です。
同社は最終的に、単なるクレジットカード企業ではなく、**「旅行ライフスタイルプラットフォーム」**へ進化することを目標にしています。
インドではUPIによるモバイル決済が爆発的に普及し、海外旅行やオンライン予約市場も急回復しています。Scapiaはその両方を結びつけることで、“日常の支払いがそのまま旅行体験につながる”エコシステムを築こうとしています。今後、この統合モデルがどこまで拡大するかが注目されています。