Ledgerは、東南アジアの販売代理店CryptoBilisからハードウェアウォレットを購入した顧客の資金流出報告を調査している。オンチェーン分析では、USDTの凍結や他の暗号資産の移動が報告されたが、最終的な被害総額は確定しておらず、Ledger端末が改ざんされたと確認されたわけでもない。
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資金の移動について報告されていること
Bitqueryは、この件に関連する約1,000万ドル相当のUSDTをTetherが凍結したと報告した。
10 これはブロックチェーン上の追跡に基づく報告であり、被害資金全体の内訳や、凍結分をどれだけ回収できるかを示す確定的な会計報告ではない。実際にいくら回収されたかも、利用できる報道からは確認できない。
Onchain Lensの追跡として、関連が疑われる4つのウォレットから計430.2 ETH(当時約107万ドル)がTornado Cashに送られたと報じられている。
16 また、事件に関連するとみられる約27万300ドルがBinanceに送金され、その内訳は約25万6,570 USDTと約4万1,120 TRXだったとの報道もある。
44 Binanceのホットウォレットへの送金が報告されたことは、Binanceが口座を特定した、あるいは資金を凍結したことを意味しない。
関連資金の凍結後、USDTがSUN.ioやUSDDのペッグ安定化モジュール(PSM)を通じてUSDDに交換されたとも報じられている。
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21 ただし、この一連の動きだけでは、交換の理由や、発行体による凍結を回避する意図があったかどうかまでは分からない。
追跡された保有額と被害総額は別の数字
Arkhamの追跡に基づくとして、疑わしいウォレット群の保有資産は約7,060万ドルと報じられた。内訳は11,406 ETH、213.371 BTC、1,364万6,000 USDD、1,090万9,000 USDTとされる。
21 これは追跡時点で確認された保有額のスナップショットであり、被害者の損失総額そのものとは限らない。
別のOdaily報道は、Galaxyのリサーチ責任者による追跡として、攻撃者が管理するとされるアドレスに約7,290万ドルが残り、約310万ドルがTornado Cashに送られたと伝えた。残る資金については、チェーン間の移動や交換、リレイヤーを通じた移動があったという。
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公表された被害額の推計は、7,200万ドル超から8,600万ドル超、さらにBitqueryが報告した5つのネットワーク・311ウォレットで計9,290万ドルまで幅がある。
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15 これらの数字を足し合わせることはできない。調査主体や対象アドレス、資産、集計時点が異なる可能性があり、保有残高と累計流出額も同じ指標ではない。Ledgerは最終的な被害額を確認していない。
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Ledgerの対応と購入者への案内
Ledgerは10月9日、報告内容を調査中だと明らかにし、CryptoBilisに販売と出荷の一時停止を要請した。
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11 CryptoBilisも、マレーシア、インドネシア、フィリピンで実店舗とオンラインの両方の販売・出荷を停止したと報じられている。
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Ledgerが示した案内の対象は、過去90日以内に同販売代理店から端末を購入した人だ。未初期化の端末は設定を始めないこと、すでに設定済みの場合は、新しいリカバリーシードを使う新しい署名端末へ資産を移すことを検討するよう案内した。
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40 新しいシードを使うという点は、同じシードを別の端末に復元することとは異なる。
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原因はまだ特定されていない
サプライチェーン上の問題は可能性の一つとして取り沙汰されているが、悪意ある部品の埋め込みが見つかった、あるいはLedger端末のハードウェアセキュリティが侵害されたと確認できる報道はない。
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11 Ledgerが調査を発表したことや、疑わしい取引が報告されたことだけで、端末そのものへの攻撃が立証されるわけではない。影響を受けた端末の台数や、報告された資金流出の手口も確認されていない。
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