DayOneは当初、ニューヨークでの単独IPOを検討していたと報じられている。だがその後、シンガポールの証券市場関係者の働きかけを受け、シンガポールとの共同上場案が浮上した。
デュアル上場のメリットとしてよく挙げられるのは、投資家層の拡大だ。
特にシンガポール市場に上場することで、
など、米国だけでは参加しにくい投資家層を取り込める可能性がある。投資家層が広がると株式の流動性や価格形成にもプラスに働くと指摘されている。
デュアル上場案が報じられる以前、DayOneは米国IPOで
を目指していると伝えられていた。
上場準備には
が主幹事候補として関与しており、さらに
も案件に参加していると報じられている。
この規模で実現すれば、AIインフラ関連の大型IPOとして市場の注目を集める可能性が高い。
公開市場に進む前段階として、DayOneはすでに大規模な資金調達を実施している。
2026年1月、同社は20億ドル超のシリーズC資金調達を完了した。これはデータセンター分野でも最大級のプライベート資金調達の一つとされる。
このラウンドは
などが参加した。
調達資金は、世界各地でのハイパースケール・データセンターの開発や拡張に充てられるとしている。
DayOneには、世界的な投資ファンドや機関投資家が多数出資している。報じられている主な投資家には次のような名前がある。
また、中国のデータセンター企業GDS HoldingsもDayOneに大きな持ち分を保有している。
DayOneが運営するのは、クラウド企業やAI企業が使うハイパースケール・データセンターだ。これは巨大な計算処理を支えるインフラで、AI開発競争の激化とともに需要が急増している。
生成AIや大規模モデルの普及により、企業や政府はデータセンターへの投資を急拡大しており、この流れがインフラ企業の大型IPOや巨額資金調達を後押ししている。
DayOneのIPOが実現すれば、AIインフラ市場の成長を象徴する案件として、世界の資本市場から大きな注目を集める可能性がある。
もっとも、上場時期、最終的な市場構成、評価額はまだ流動的であり、銀行・規制当局・投資家との協議が続いている段階だ。