AIやデータ解析など、CPU・ストレージ双方の性能を必要とする用途を前提にしたプラットフォームだ。
この密度を実現している背景には、主に3つの技術要素がある。
SSDはEDSFF(Enterprise and Datacenter SSD Form Factor)E3.Lを採用している。これはデータセンター向けに設計されたフォームファクターで、従来の2.5インチSSDよりも長いモジュール形状が特徴だ。
この設計により
といったメリットがあり、超大容量SSDを実装しやすい。
PowerEdge R7725xdは、高レーン数CPUとPCIe Gen5接続を前提に設計されたサーバーだ。NVMeドライブはCPUのPCIeレーンに直接接続でき、内部帯域のボトルネックを最小化できる。
これにより、数十台のNVMe SSDを同時に並列運用するストレージノードとして機能する。
巨大なストレージを持つだけでは意味がない。データを高速に外へ送る必要がある。
このプラットフォームは、例えば次のような高速ネットワーク構成をサポートする。
典型的な用途は次のようなものだ。
この種の超高密度ストレージは、データセンター設計そのものに影響を与える可能性がある。
結果として
などのインフラを削減できる。
AIクラスタではGPUが非常に高価なため、ストレージがボトルネックになるとコスト効率が悪化する。
今回の構成は、より大きなトレンドの一部でもある。現在、245TB〜256TBクラスのエンタープライズSSDが各社から登場し始めている。
DellとKioxiaの9.8PBサーバーは、単なる容量の記録というより、データセンター構成の方向性を示すものと言える。
NAND密度の向上とPCIe帯域の拡大が続けば、単一サーバーが数ペタバイト規模のストレージノードとして機能する時代が現実になりつつある。
もしSSD容量が256TB以上へ拡大していけば、将来的には1台の2Uサーバーで10PBを超えるフラッシュを搭載する構成も珍しくなくなるかもしれない。
それはAIクラスタ、クラウド基盤、そしてデータセンター設計そのものを大きく変える可能性を持っている。
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