Intel 18Aでは以下のような新技術が導入されています。
これらは電力効率と性能の両方を改善するための基盤技術であり、今後のCPU世代にも影響する重要な転換点となっています。Panther Lake搭載PCは2026年初頭から市場に登場しました。
次の大きな世代とされているのがNova Lakeです。デスクトップ・ノート両方に向けたアーキテクチャで、2026年後半の登場が広く報じられています。
最大の注目点は、メインストリームCPUとしては異例の大幅なコア数増加です。
リーク情報によると、最上位モデルは次のような構成になる可能性があります。
合計で最大52コアという構成になり、従来のデスクトップCPUと比べて並列処理能力が大きく拡大すると見られています。
さらに注目されているのがゲーム性能の強化です。複数の報告では、Nova Lakeが144MB〜288MBの巨大ラストレベルキャッシュを採用する可能性が指摘されています。
これはAMDの「3D V‑Cache」搭載CPUに対抗する狙いとされ、メモリアクセス遅延を減らすことでゲーム性能を向上させると考えられています。
初期リークでは性能目標として
といった数字も出ていますが、これらはまだ公式ベンチマークではありません。
Nova Lakeの次として多くのロードマップリークに登場するのがRazor Lake(Razer Lakeとも表記)です。登場時期は2027年前後とされています。
この世代は、完全な刷新というよりもモバイルPC向けを重視した世代になる可能性が指摘されています。
リーク情報では次のようなCPUコアが噂されています。
構成はNova Lakeに近く、
といった構成が維持される可能性があります。
またノートPC向けでは内蔵GPUの強化も焦点になるとみられています。一部のリークでは、上位モデルに多数のXe3 GPUコアを搭載する可能性も報じられています。
ただしRazor Lakeについては情報の食い違いもあり、一部モデルがNova Lakeの改良版や再利用チップになる可能性も指摘されています。
2028年前後に登場するとされるTitan Lakeは、より大きなアーキテクチャ変更が噂されています。
その中心となるのが**「ユニファイドコア(Unified Core)」**の考え方です。
現在のインテルCPUは
という非対称ハイブリッド構成を採用していますが、Titan Lakeでは
という設計になる可能性が指摘されています。
この方式には次のような利点があります。
中には数十〜100コア規模になる可能性を示唆するリークもありますが、この部分はまだかなり推測段階です。
ロードマップの中でも特に注目されているのがSerpent Lakeです。
これは2029年以降の世代として噂されており、いくつかの報告ではIntelとNvidiaの技術を組み合わせたCPUになる可能性が指摘されています。
もし実現すれば、次のような構成になるとされています。
つまり、CPUとGPUが同一パッケージでより強力に統合されたPCプロセッサーになる可能性があります。
ただしこれは現時点では公式確認が一切ない噂レベルの情報であり、実際に製品化されるかはまだ不透明です。
さらに将来の世代としてHammer Lakeというコードネームも過去のリークには登場しています。
しかし最近のロードマップでは
などの可能性が指摘され、具体的な姿はほとんど見えていません。
そのため、アーキテクチャや発売時期について信頼できる情報はまだ限られています。
リーク情報を含めた全体像から、インテルの方向性として次のようなポイントが浮かび上がります。
1. コア数の急激な増加
Nova Lakeの52コア構成は、メインストリームCPUでも大規模並列処理が重要になる流れを示しています。
2. キャッシュ重視のゲーム最適化
巨大なLLC(ラストレベルキャッシュ)は、AMDのX3Dシリーズに対抗するための戦略と見られています。
3. ハイブリッド構造から統合コアへ
Titan Lake以降では、PコアとEコアの分離からユニファイドコア設計への移行が検討されていると報じられています。
4. GPU統合の強化
将来的には内蔵GPUが大幅に強化され、Nvidia技術の統合という大胆な案も噂されています。
現時点で確実性が高いのは次の2つです。
それ以降の
は主にリーク情報に基づくもので、実際の仕様や発売時期は今後大きく変わる可能性があります。
とはいえ、コア数の増加、巨大キャッシュ、統合コア設計、GPU強化などを見ると、2020年代後半のPC CPUは現在とはかなり異なる構造になる可能性が高いといえそうです。