Ubuntuのデフォルトディストリビューションとしての地位:UbuntuはWSLのデフォルトのLinuxディストリビューションです。Windows 10/11ユーザーがWSLを有効化するたびに、デフォルトでUbuntuがインストールされます。これにより、ユーザーが能動的にディストリビューションを選択しなくても、Canonicalは巨大なインストールベースを獲得できます。
MicrosoftによるWSLへの継続的な投資:MicrosoftはGPUサポートの改善、systemdの統合、Windowsとのより深い相互運用性など、WSLの機能強化を着実に進めています。これにより、開発者がデュアルブートやネイティブLinuxに移行するよりも、WSL内に留まり続けるハードルがさらに下がっています。
これはCanonical幹部による予測であり、検証済みの業界指標ではありません。Canonicalは生のユーザー数、アクティブユーザーの計測方法、あるいはネイティブデスクトップインストールの比較可能な数を一切公開していません。予測される逆転の時期——「数ヶ月以内」または「2026年末まで」——は複数のメディアで報じられていますが、正確なタイミングは公開されていないテレメトリ定義に依存しています
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また、Seager氏が比較したのはWSL上のUbuntuと「ネイティブ」のUbuntuデスクトップインストールであり、サーバーやIoTなどのデプロイメントは含まれていない点も重要です。Canonicalがこれらのカテゴリ間で「ユーザー」をどのように定義するかによって、実際の逆転のポイントは変わってくる可能性があります。
もしこの予測が現実になれば、WindowsとLinuxの境界線はますます曖昧になります。開発者はもはや、自分のデスクトップ用のOSとツールチェーン用のOSを別々に選ぶ必要がなくなります。WSLは、エンタープライズ開発者がWindowsを使いながらLinuxツールを活用できる橋渡し役となり、Ubuntuはその橋から最も恩恵を受けるディストリビューションです。
このストーリーの本質は、Ubuntuがデスクトップで失敗しているということではなく、「Ubuntuを動かす」という定義そのものが拡大しているということです。Canonicalにとって、WSLユーザーもやはりUbuntuユーザーです。そしてSeager氏の予測が正しければ、もうすぐLinuxそのものの上で動くUbuntuユーザーよりも、Windows上で動くUbuntuユーザーのほうが多くなるということになります。