Tecnoによれば、ゼロベゼルディスプレイは3つの相互に関連するハードウェアの変更によって実現された。
結果として、4辺すべてに均一なエッジツーエッジのパネルが実現。フロントカメラ用の小さなパンチホールのみが残されている。
Tecnoは、自社のゼロベゼル試作機をAppleやSamsungの現行フラッグシップ機と並べた比較画像を公開している。このコンセプトは、最新のプレミアムスマートフォンが達成する画面占有率を劇的に上回る。
重要な違いは、現行のフラッグシップ機が回路の配線、アンテナのクリアランス、ディスプレイの封止のために依然として細いベゼルリングを必要とするのに対し、Tecnoはその必要性を完全に排除したと主張している点である。
Tecnoは実動するプロトタイプを、2026年9月にベルリンで開催されるIFA 2026で初めて一般公開する。具体的には、9月4日から8日まで開催されるIFA期間中のShowStoppersイベントで披露される予定だ。同社は発表と同時に21秒のティーザー動画も公開している。
入手可能な情報によれば、Tecnoはアンダーディスプレイカメラを採用していない。本コンセプト機はフロントカメラ用にパンチホールを残しており、アンダーディスプレイカメラに特有の画質低下(シャープネスの低下、かすみ、光の回折)を回避している。これは意図的なトレードオフであり、フロントカメラの品質を犠牲にすることなく真のゼロベゼルを実現する一方で、仮想的なアンダーディスプレイカメラ搭載モデルのような完全に継ぎ目のないオールスクリーンデザインではないことを意味する。
耐久性、落下防止、ディスプレイ端のタッチ感度などのトレードオフについては、現時点では言及されておらず、IFAでのハンズオンレビューを待つ必要がある。
複数のメディアはTecnoを「派手なコンセプトハードウェアで知られるブランド」であり「既成概念にとらわれないコンセプトを披露することに慣れている」と評している。しかし、コンセプトを実際の製品化に結びつけた実績は限定的で、一貫性がない。
そのため、信頼できるテックメディアは懐疑的である。Gagadgetの見出しは「もし発売されるなら——見事だが」と、その心情を如実に表している。Android Policeも同様に「現実離れしすぎている」と指摘し、Tecnoのコンセプトから製品化へのパイプラインは、このレベルの野心に対して実証されていないと述べている。同社は、量産時期や価格について一切発表していない。
まとめ: ゼロベゼル技術は、ベルリンで実際に展示される実機を伴う正当な技術的成果である。しかし業界関係者は、Tecnoがこれまでにも印象的なコンセプトを発表しながら、購入可能な製品にはならなかったケースが少なくないと警告している。