公開されていた初期の追跡データでは、「Make Them Cry」の初日再生数は約1320万回と推定されていた。一方で、BTSの「Swim」はすでに約1460万回の単日再生を記録していたとされ、数字が一致しないという指摘が出た。
議論がSNS上で広がると、Spotifyは内部データを再確認した。
その結果、「Make Them Cry」の初日ストリーミング数の計算に誤りがあったと説明。発表は修正され、次の内容が正式な記録として確認された。
つまり、ドレイクは複数の記録を達成していたが、楽曲の単日記録だけが誤って発表されていた形になる。
今回の修正が早く行われた背景には、ファンコミュニティの存在も大きかった。
特に**BTSファン「ARMY」**はストリーミング統計を細かく追跡することで知られており、Spotifyの発表と公開されているデータの差にすぐ気づいた。オンラインで議論が広がり、Spotifyに説明を求める声が増えていった。
こうした検証文化は、現在の音楽業界では珍しいものではない。大規模なファンコミュニティが、リアルタイムで再生数やランキングを追跡しているためだ。
今回の訂正が特に注目された理由は、ストリーミング数を巡る議論がすでに業界で続いていたことにもある。
例えば、ドレイクは以前、ケンドリック・ラマーの楽曲「Not Like Us」の再生数について、Spotifyとユニバーサル・ミュージック・グループが不正に数値を押し上げたと主張したことがある(両社は否定)。
こうした背景があったため、今回の単なるデータミスであっても、通常以上に強い注目と疑念を集める結果になった。
今回の出来事は、ストリーミング時代のランキングが
といった複数の要素の中で、リアルタイムに近い形で更新されていくことを示した。データが確定するまでのわずかな時間でも、世界的なニュースになり得る――それが現在の音楽産業の特徴と言えるだろう。
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