スコットランドは立ち上がりから積極的な姿勢を見せ、前半28分に待望の瞬間が訪れる。敵陣ペナルティエリア内の混戦からこぼれ球に反応したマッギンが左足を振り抜くと、シュートはハイチのDFに当たってコースが変わり、GKジョニー・プラシードの逆を突いてゴールネットに吸い込まれた。
しかし、1974年以来のW杯出場となるハイチもこれで黙ってはいなかった。後半はボールを支配し、スコットランドを長い時間にわたって自陣に釘付けにした。終盤にはフランツディ・ピエロがヘディングシュートをポスト際へ外す決定的な場面もあり、スコットランドサポーターは肝を冷やした
。最終的には、経験豊富なDFグラント・ハンリーを中心とした守備陣が体を張り続け、貴重なクリーンシートと勝ち点3をもぎ取った
。
| 項目 | ハイチ | スコットランド |
|---|---|---|
| 最終スコア | 0 | 1 |
| 得点者 | - | ジョン・マッギン(前28分) |
| 会場 | ジレット・スタジアム | マサチューセッツ州フォックスボロ |
| 観客動員数 | - | 64,146人 |
| 主審 | ムスタファ・ゴルバル(アルジェリア) | - |
| ボール支配率 | 51.6% | 48.4% |
| シュート数(枠内) | 15(2) | 9(2) |
| ゴール期待値(xG) | 0.70 | 0.91 |
| 総パス数(成功) | 431(378) | 397(324) |
| パス成功率 | 88% | 82% |
| イエローカード | 1 | 3 |
| コーナーキック | 4 | 3 |
| ファウル | 23 | 21 |
ヒーローとなったマッギンは、試合後のインタビューで感情をむき出しにした。
ジョン・マッギンは、自らの決勝点の「美しさ」について率直に語りつつ、その重要性を強調した。「キャリアで一番のゴールじゃない。でも、誰が気にする? 本当に長い道のりだったんだ。少しミスショット気味だったけどね」とBBCに語り、「誇りで胸がいっぱいだ」と続けた。彼は、スコットランドの全世代のファンにとってこの瞬間がどれほどの重みを持つかを痛感しており、「明日、目を覚ました子供たちが誇りに思ってくれたらいい」と語った
。
アストン・ヴィラのMFは相手への敬意も忘れなかった。「ハイチは本当に手強いチームだ。彼らはニュージーランドもペルーも圧倒していた。今夜の勝利のために、僕たちは本当にハードワークしなければならなかった」と認めている。さらに、グループリーグの強豪との対戦を見据え、「僕たちの良いところは、まだギアを上げられるってことだ」と力強く宣言した
。
スティーブ・クラーク監督は、安堵感と選手たちへの賛辞を口にした。「誰もが『絶対に勝たなければいけない試合だ』と言っていた。そして我々は勝ったんだ」と指揮官。「疲れたが、選手たちには心底満足している。今夜は、彼らの持つ粘り強さ、個性、そのすべてをピッチで表現する必要があった。そして実際にそうしてくれた」と戦いぶりを称えた。
この1勝は、スコットランドサッカー史に刻まれる大きな一歩となった。
| 順位 | チーム | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得失点差 | 勝ち点 |
|---|---:|---|---:|---|---:|---|---:|---:|
| 1 | スコットランド | 1 | 1 | 0 | 0 | +1 | 3 |
| 2 | ブラジル | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
| 3 | モロッコ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
| 4 | ハイチ | 1 | 0 | 0 | 1 | -1 | 0 |