レバノン南部で活動する国連平和維持部隊(UNIFIL)とイスラエル軍の間で緊張が高まっている。国連によると、イスラエル軍戦車がUNIFILのパトロールや人道支援車列を妨害する出来事が相次ぎ、2026年4月17日に発効したイスラエルとレバノンの停戦の脆さを改めて示す形となった。
赤十字の車列を戦車が停止させる
国連の説明によると、南レバノンで同じ日に2件の妨害行為が確認された。1件目は、町ビヤダ(Biyyada)南方で発生。イスラエル軍の戦車が、UNIFILの平和維持要員が護衛していたレバノン赤十字の車列を停止させ、車列に向けて主砲を向けたうえでその場から離れるよう命じたという。最終的に車列はその後、通行を許された。 ![]()
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UN関係者は、この地域ではUNIFILが人道支援活動や民間人の移動を護衛する任務を担っているため、こうした行為は重大な安全上の懸念を引き起こすと指摘している。
別の場所でもUNIFILパトロールを一時阻止
同日には、ナクーラ(Naqoura)近郊でも別の出来事があった。ここではイスラエル軍戦車がUNIFILのパトロールを一時的に停止させ、進路を塞いだという。最終的にパトロールは再び移動を許されたが、任務遂行が妨げられた形となった。 ![]()
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国連は、たとえ短時間であってもこうした行為が繰り返されれば、監視活動や停戦監視の任務に支障が出ると警告している。
UNIFILの任務と「移動の自由」
UNIFILは2006年の国連安全保障理事会決議1701に基づき、イスラエルとレバノンの境界線である「ブルーライン」周辺の情勢を監視し、地域の安定維持を支援する任務を担っている。任務の前提となるのが、平和維持部隊の完全な移動の自由だ。 ![]()
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