まさに大舞台でこそ輝く、MVPにふさわしいパフォーマンスでした。
第4戦で33得点、42フィートのブザービーターを含む圧巻のパフォーマンスでシリーズを振り出しに戻したスパーズの至宝、ビクター・ウェンバンヤマ。しかし、この日はまるで別人でした。
第1戦での41得点、24リバウンドの大暴れや、第4戦での勝利を決定づけたプレーが嘘のように、シュートは尽くリングに嫌われます。フィールドゴール15本中、成功はわずか4本。フリースローこそ10本中10本成功させたものの、シリーズ最低の20得点に終わりました 。リバウンドもわずか6本と、本来の支配力を影も形も見せられず、第3戦の大敗(20得点、7リバウンド)を思い起こさせる内容でした
。
サンダーディフェンスの徹底したマークと、彼をリズムに乗せない巧みな戦術の前に、為す術なく沈黙。ミッチ・ジョンソンヘッドコーチも「彼を再び機能させなければ、我々に先はない」と語り、崖っぷちの第6戦に向けてエースの復活が絶対条件であることを強調しました 。
スターターだけでなく、ベンチから出場した選手たちの活躍も、サンダー快勝の大きな要因でした。
Alex Caruso was electric, providing a huge spark off the bench with 22 points, including 4-of-8 shooting from beyond the arc .
ジェイレン・ウィリアムズとアジャイ・ミッチェルの故障を受け、プレーオフ初のスターターに抜擢された新人ジャレッド・マケインも、その期待に応えます。貴重な20得点を挙げ、サンダーに勢いをもたらしました 。
インサイドでは、チェット・ホルムグレンが16得点、11リバウンドのダブルダブルを達成し、アイザイア・ハーテンシュタインも12得点、15リバウンドとゴール下を支配 。チーム全体で3ポイントシュート成功率43.8%と高い精度を誇り、厚みのある選手層を見せつけました
。
この勝利で、オクラホマシティは極めて有利な立場に立ちました。2008-09シーズンに現在の地にフランチャイズが移転して以来、2勝2敗で迎えた7回のプレーオフシリーズで、サンダーは第5戦を制した際の勝率が6割を超えるどころか、これまで6戦全勝でシリーズを突破しているのです 。
ディフェンディングチャンピオンとしての経験値と、勝負強さを証明するデータが、彼らの背中を強く押しています。
いよいよ後がなくなったスパーズは、本拠地フロストバンク・センターに戦いの舞台を移し、起死回生を狙います。一方、勝てば即ファイナル進出が決まるサンダーにとって、敵地であろうと是が非でも決めたい一戦です。
ウェスタンカンファレンス決勝の残り日程は以下の通りです(日時は日本時間)。
なお、勝者はイースタンカンファレンスを制し、すでにファイナル進出を決めているニューヨーク・ニックスと対戦します。2026年のNBAファイナルは、6月4日(木) に開幕予定です 。スリリングな頂上決戦まで、あとわずかです。
Comments
0 comments