通常、経済が強い場合、中央銀行は高金利政策を長く続ける余地がある。市場では、FRBが利下げを急がず、場合によっては追加利上げの可能性も残るとの見方が強まった。
原油価格は燃料費、輸送コスト、生産コストなどに波及するため、物価全体を押し上げやすい。インフレが長引けば、中央銀行は金融緩和に踏み切りにくくなる。
今回のドル高で特に影響を受けたのが、新興国通貨だ。インドルピーやインドネシアルピアなどは対ドルで大きく下落した。
主な理由は2つある。
・資金移動:米国の利回りが上がると、投資資金がリスクの高い新興国市場から米国へ移動しやすい。
・エネルギー輸入依存:原油価格の上昇は、輸入依存度の高い国の貿易収支やインフレを悪化させる。
ドル高は新興国だけでなく主要通貨にも及んだ。
今回のドル上昇は、為替市場でよく見られる**「金利主導(レート・トレード)」の典型例**といえる。
これらが同じ方向に動いたことで、世界の資金が米国へ向かい、ドル高が加速した。
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