つまり市場が警戒しているのは、成長を鈍化させながら物価を押し上げるショックだ。
株式市場へのもう一つの打撃が、ユーロ圏の国債利回り上昇だった。
金利上昇が株式市場にとって逆風となる理由は明確だ。
この結果、特に金利や景気に敏感なセクターで売りが出やすくなる。
今回のマクロショックは、欧州の主要指数それぞれに異なる形で影響している。
フランスの指数は高級ブランド、航空会社、銀行、産業企業などグローバル景気に敏感な銘柄が多い。景気減速懸念やリスク回避の広がりは、これらのセクターにマイナスに働きやすい。
ユーロ圏を代表する指数は、エネルギー価格上昇、金融引き締め観測、地政学リスクという広域的なマクロショックをそのまま反映する形で下押しされた。
今回の動きを整理すると、以下の連鎖が起きている。
つまり市場のストーリーは、「インフレ鈍化と利下げ期待」から「エネルギーショックによるインフレ再燃」へ急速に転換した。
株式投資家にとっては、成長鈍化・コスト上昇・金融支援の後退という三重の逆風となるため、欧州株先物に強い売り圧力がかかっている。
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