R2はAmazon S3に似たオブジェクトストレージです。攻撃者は次の用途で使えます。
Pagesは静的サイトを簡単に公開できるサービスです。攻撃者はこれを利用して、
WorkersはCloudflareのエッジ上で動くサーバーレスコードです。これを使うと、攻撃者は
Cloudflare Tunnelは内部サーバーを公開する際に、実際のIPアドレスを隠す仕組みです。これにより攻撃者は
今回のマレーシアのケースは、地域全体の傾向とも一致しています。東南アジアでは、正規クラウドサービスを使って痕跡を隠すサイバー諜報活動が増えています。
この地域では、いくつかの長期的なAPTグループが活動しています。
比較的新しいグループとして知られるAmaranth‑Dragonは、APT41のエコシステムと関連があると研究者に評価されています。ASEAN各国の政府機関や法執行機関を標的にした攻撃が報告されています。
最大の問題は、通信が完全に正当なものに見えることです。
CloudflareのストレージやサーバーレスエンドポイントへのHTTPS通信は、通常のウェブアクセスとほぼ区別がつきません。さらに、多くの企業がCloudflareを正規用途で利用しているため、単純にサービスをブロックすることも現実的ではありません。
そのため防御側は、ドメインの評判ではなく行動パターンを監視するセキュリティへと移行する必要があります。
注意すべき兆候の例は次の通りです。
今回の事例は、攻撃者のインフラ戦略が大きく変わっていることを示しています。
かつては怪しいサーバーを立てるのが一般的でしたが、現在は世界的に信頼されているクラウドサービスの中に潜り込む戦術が増えています。
つまり防御側にとって重要なのは、「どこへ通信しているか」だけではなく、その通信がどのような振る舞いをしているかを理解することなのです。
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