今回の提携では、両社が合計8億元以上を投資し、30年以上続くDPCAの協力関係を再活性化させる。
主なポイントは次の通り。
DPCAは近年、中国市場でのシェア低下やEV競争の激化により苦戦してきた。今回の投資は、その再建と電動化対応を狙ったものとみられている。
生産の拠点となるのは武漢のDPCA製造拠点。ここで新エネルギー車(NEV)、特にEVモデルの生産が計画されている。
現時点で示されている計画は以下の通り。
中国はEVのサプライチェーンやコスト競争力で世界をリードしており、多くのグローバル自動車メーカーが中国生産を輸出拠点として活用し始めている。
具体的な車名はまだ公表されていないが、報道によると武漢工場ではまず4つの新モデルが計画されている。
プジョーのモデルは、2026年北京モーターショーで公開されたコンセプトカーのデザイン要素を取り入れる可能性があると報じられている。
ジープにとっては、今回の計画は中国での現地生産の事実上の復帰を意味する。ジープは過去の合弁事業終了後、中国での生産体制が途絶えていた。
両社は生産だけでなく、**研究開発(R&D)や技術面の協力を強化する覚書(MoU)**も締結した。
協力が想定される分野には次のようなものが含まれる。
ただし、知的財産(IP)の扱いやプラットフォームの具体的な役割分担などは、現時点では公表されていない。
この東風との提携は、ステランティスが進める中国戦略の再構築の一部でもある。
中国は世界最大の自動車市場であり、EV技術とサプライチェーンの中心地でもあるため、欧米メーカーにとって現地パートナーとの協力はますます重要になっている。
実際、ステランティスはすでに中国EVメーカーLeapmotor(零跑汽車)に約15億ユーロを投資し、国際展開を進める合弁会社も設立している。
これらを合わせて見ると、同社の戦略は次の方向性が見えてくる。
計画が順調に進めば、武漢のDPCA工場は今後、中国市場と海外輸出の両方を担うEVハブになる可能性がある。