もしこれが実装されれば、Xboxは競合のSonyに続き、ネイティブの分割払いプランをストアに導入することになる。これは、ゲーム機本体、ソフトウェア、そしてサブスクリプションといったデジタルコンテンツの購入方法に大きな変化をもたらす可能性がある。
抽出されたコードからは、決済プロバイダーごとに異なる分割払いの構造が計画されていることがうかがえる。
リーク情報には、従来から存在するPayPalの後払いオプションと同様の2種類のプランが示唆されている。
XboxでのKlarna統合において、特に注目すべきはその支払い回数だ。バックエンドコードには、3回払い(Pay in 3) 専用の記述が確認されている。これは、初回の支払いを決済時に行い、2回目を30日後、3回目を60日後に行うというスケジュールである。この「3回払い」は、PlayStation Directを含む他社プラットフォームでKlarnaが通常提供している「4回払い」モデルとは異なる点であり、Xbox独自の契約内容となる可能性を示唆している。
MicrosoftがこのBNPL機能を正式に展開すれば、それは既にSonyが敷いたレールを追走する形となる。
PlayStation Directは、すでにKlarnaをネイティブの決済手段として統合済みだ。利用者はチェックアウト時に、カートの内容や配送先住所の条件に応じて、4回の金利手数料無料分割払いか、月々の分割ファイナンスのいずれかを選択できる。
さらにSonyのストアはKlarnaだけでなく、Zip(購入金額を6週間で4回に分割)やSezzle(同じく6週間の4回払い)といった、他のBNPLプロバイダーも受け入れている。これによりSonyは、公式ストアにおけるファーストパーティのファイナンス面で、Xboxがまだ実現できていない優位性を確立している。なお、Microsoftは現在もKlarnaアプリ経由でXboxハードウェアを購入するための専用ストアページを維持しているが、これはXbox.comのチェックアウト画面に直接統合されたものではない。
リークされたコードには公式発表が伴っていないため、いくつかの重要な詳細は依然として推測の域を出ない。これらの点は、実際にユーザーが利用する際の使い勝手や負担に直結するため、発表が待たれる。
Microsoftからの正式な確認が行われるまでは、今回のリークは確定したリリース計画というよりも、初期の製品開発の方向性を示す兆候として捉えるべきだろう。とはいえ、本番環境のバックエンドコード上に、洗練されたUIテキスト群と完全にマッピングされた決済ロジックが存在するという事実は、この機能が現在も活発に開発中であることの強力な証拠と言える。