これが実際のゲームプレイに与える影響は絶大です。理論上、どんなユニークアイテムも「神話」としてドロップするか、またはアップグレードして神話化できるようになります。アップグレードには、シーズンの新通貨である**「パンデモニウムの欠片」** を使用します。これは、シーズン評判トラック、光輝の宝箱、新たなレアボス「コラプテッド・リーパー」などから入手可能です 。
すべてのユニークを神話の候補にするという大改革の代償として、これまで絶大な固定性能を誇った既存の神話ユニークは、軒並み大幅に弱体化されます。
これらは決して微調整ではありません。プレイヤーが数十時間、数百時間を費やして追い求めたアイテムの、絶対的な性能保証を根こそぎ奪うものです。これを受け、コミュニティの初期反応は猛反発の嵐となりました。「選択肢の底上げではなく、最も苦労して手に入れたアイテムのパワーを削ぎ落とすことで問題を“解決”している」という批判が大勢を占めています 。
特に、パッチ1.1の悪夢が瞬時に蘇りました。これは、シーズン1直前の2023年7月に配信され、全クラスの弱体化や経験値取得量の減少を断行。その結果、プレイヤーによるレビュー爆撃と、ブリザードが緊急の「キャンプファイヤーチャット」で謝罪するという前代未聞の事態を引き起こした問題のパッチです 。当時、ブリザードのコミュニティチームは「このようなパッチを二度と行う予定はない」と明言しました
。それから約3年、シーズン14のパッチノートは、プレイヤーに深く刻まれたその傷を再び開こうとしています。
基本的なメカニズムは、死の首の偶像の周囲にいる守護者を倒して裂け目を開き、儀式の輪を発生させるというものです。裂け目を開いたまま敵を倒し続け、裂け目そのものを閉じるほど、より多くの報酬を獲得できます 。裂け目からは、**「ライズン」と呼ばれる新たなモンスターファミリーが出現します
。そして、シーズンの集大成的なアクティビティとして、裂け目システムと直結した新ダンジョン「デストール・チェンバー」**に挑むことになります
。
また、シーズン14では「塔とリーダーボード」システムもベータ版を卒業します。ブリザードはリーダーボードの順位に応じた外見装備などの新報酬も発表しており、上位1000位や500位、100位といったランクに対して、毎週報酬が付与されます 。これにより、SSFのプレイヤーだけでなく一般のプレイヤーにも、ランキングに挑む明確な動機が生まれました。
新通貨「パンデモニウムの欠片」を集めるにしても、神話の自然ドロップを狙うにしても、このコラプテッド・リーパーが最も効率的な狩り場となることは間違いなく、シーズン終盤の戦利品ループの中心的存在になるでしょう。
今回のPTR発表は、プレイヤーが受け取った「革新的な構造改革」と、その改革がもたらした「過去の遺産の破壊」との間で、コミュニティを真っ二つに分断しています。
プレイヤーが評価する点:
プレイヤーが怒っている点:
6月2日から9日まで開催されるPTRでのフィードバックが、今後の鍵を握ります。
歴史が示す通り、6月30日の本実装までにブリザードがこのフィードバックにどう応えるかによって、シーズン14が「革新」のシーズンとして記憶されるか、それとも「弱体化」のシーズンとして忌み嫌われるかが決まるでしょう。
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