2026年5月、国連総会は賛成141、反対8、棄権28で、国際司法裁判所(ICJ)が2025年7月に示した気候変動に関する勧告的意見を支持する決議を採択した。これは新しい拘束力のある法律を作るものではないが、各国には国際法の下で気候システムを保護する義務があり、怠れば法的責任が生じ得るというICJの解釈を、国際社会の多数が支持した形になる。![]()
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国連総会の決議が支持した内容
今回の決議は、ICJが2025年7月に出した勧告的意見を正式に支持するものだ。この意見では主に次の2点が検討された。
- 国家の活動が気候システムに損害を与える場合、どのような法的義務があるのか
- その義務に違反した場合、どのような法的結果が生じ得るのか
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、この採択を「国際法、気候科学、そして気候正義を強く確認するものだ」と評価した。![]()
国連総会の決議は法的拘束力はないが、ICJの見解に広範な国際的支持を与えることで、各国の政策や将来の国際的な議論に影響を与える可能性がある。![]()
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バヌアツが主導した外交キャンペーン
この動きの中心にあったのが、南太平洋の島国バヌアツだ。海面上昇や強力なサイクロンなど、気候変動の影響を強く受ける国として、同国は国際法の観点から各国の責任を明確にする必要性を訴えてきた。![]()
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