別の場面では、ジェイソンがNPCと争い、車から降りてきた相手と格闘する様子が映っていると報じられている。戦闘中にはスタミナゲージのような表示が減少し、ジェイソンがその場にあった道具を武器として使う場面もあるという。
画面上のHUDには、車両の燃料やエンジン状態を示すとみられる表示が確認されたという。また、ジェイソンの車の後部には「loadout(装備)」と「storage(保管)」の選択肢があり、保管容量が制限されているように見えると報じられている。
もし製品版にも採用されるなら、車を単なる移動手段ではなく、装備や所持品を管理する拠点として扱う仕組みを示していることになる。しかし、燃料補給や車両整備、保管容量がゲーム全体で必須になるのかまでは分かっていない。
警察との衝突場面については、シリーズでおなじみの手配度が、従来の『GTA V』で知られる5段階ではなく、6段階になる可能性が指摘されている。また、警察がジェイソンの顔、服装、逃走車両を識別しているようなアイコンや、発見までの距離を示すステルス・検知状態とみられる表示もあったという。
ただし、これらは映像に映ったUIからの読み取りであり、Rockstarが発表した警察システムの仕様ではない。
現時点では、システムの正式名称もルールも、ストーリー上の役割も明らかになっていない。「カルマシステムが確認された」と断定するより、「道徳性や評判に関係する可能性のある表示」と表現するのが適切だ。
しかし、地図が本当に全体版なのか、縮尺や地名が正しいのか、製品版のマップを表しているのかは確認されていない。
開発中のマップは、制作途中で未完成だったり、ビルドごとに変更されたりする可能性がある。仮にRockstarの開発環境に由来する画像だったとしても、2026年11月の発売時にそのまま採用されるとは限らない。現段階では「レオニダの流出地図」ではなく、「レオニダの地図とされる画像」と見るべきだろう。
報道によると、RockstarとTake-Twoは、流出映像を再投稿したアカウントに対してDMCA(著作権侵害への削除要請)を行った。また、CyberleekのDiscordへのアクセスが制限されたとも伝えられている。一方で、両社は映像を本物だと認めたり、侵害の詳細を説明したりはしていない。
それでも、素早い削除対応は多くのファンに「権利者が自社のゲーム素材だと認識したからではないか」と受け止められ、映像の信ぴょう性を間接的に高める結果になった。
ただし、DMCAによる削除は、映像が本物であることの公式認証ではない。企業のキャラクターやロゴ、ゲーム素材が無断で使われていると判断した場合にも、権利者は通常の手続きとして削除を求めることができる。削除要請だけでは、次の点までは確定しない。
Rockstarが正式に認めるか、8月27日の公式映像が流出内容と一致するまで、削除対応は「もっともらしさ」を示す材料にとどまる。
この主張は、GTA 6の予約販売や物理ディスクの扱いへの批判と結びついている。Take-Twoは発売前から予約を受け付けており、流出騒動にはゲームの内容だけでなく、発売前の販売戦略をめぐる議論も重なっている。
この事実だけで映像が偽物だと証明されるわけでも、誰がトークンを管理しているのかが確定するわけでもない。しかし、流出騒動によって注目や投機を集める金銭的な動機が存在する可能性は生じる。
そのため、Cyberleekの消費者保護に関する主張は、単なる抗議活動として切り離して評価しにくい。デジタル所有権やゲーム保存への問題意識が本物だったとしても、ミームコインの宣伝が加わることで、活動全体に商業的な意図があるのではないかという疑念が強まっている。
Rockstarが告知した『Grand Theft Auto VI: An Extended Look』は、8月27日午後3時(米東部時間)にNetflixで先行公開される予定だ。その6時間後、同日午後9時(米東部時間)にRockstar公式YouTubeチャンネルとGTA 6公式サイトでも公開される。
この公式映像が、流出内容を検証する最初の信頼できる機会になる。バスケットボールや車両システムなどの一部を裏付ける可能性もあれば、流出映像が古い開発版であることや、内容の一部が誤って解釈されていたことが明らかになる可能性もある。
Cyberleekの資料は、GTA 6の開発状況を知る手がかりになる可能性がある。バスケットボール、Focus値、スタミナ、燃料、車両内の装備保管、警察の識別、6段階の手配度、道徳性に近いシステムなど、過去作からの変化をうかがわせる要素は多い。レオニダの地図とされる画像にも、ロケーションに関するヒントが含まれているかもしれない。
しかし、Rockstarはこれらを公式に認証していない。DMCA削除は映像を本物らしく見せる要因にはなったが、真実だと証明したわけではない。さらに、反デジタル販売を掲げる活動にミームコインの宣伝が絡むことで、Cyberleekの動機も単純には判断できない。
現時点での結論は明快だ。今回の流出資料は、広く報じられ、内容も一見すると説得力があるものの、Rockstarの公式発表によって確認されるまでは未確定情報である。発売前の予約を検討している人にとっても、8月27日の公式『Extended Look』を待ってから判断するのが最も安全だ。