トランプ氏の発表を受け、韓国国防部は、合同演習は「事前に通知された予定どおり進める」と説明しました。これは、韓国側が演習そのものの中止を発表したわけではないことを示す一方、米国の縮小指示が米軍の役割や全体の規模にどう影響するかは残されたままでした。
李在明(イ・ジェミョン)大統領政権下の韓国は、北朝鮮の軍事能力と南北間の緊張の悪化を念頭に、米国との共同訓練を準備していました。そのため、開始直前の米側の方針変更は、同盟の抑止態勢をめぐる不確実性を生むことになりました。
北朝鮮はトランプ氏の発表前から、UFSに強く反発していました。国営メディアは、今回の演習が前年よりも挑発的だと主張。日米韓の軍事協力は「核同盟」へ発展していると非難し、脅威の水準が高まれば、より強力な抑止力で対抗すると表明していました。
一方、8月17日時点で、金正恩氏が新たな対話に同意したことや、見返りとなる譲歩を示したことを裏付ける報道はありません。確認できるのは、米韓演習の縮小を米国が指示したことまでであり、外交的な突破口が成立したわけではありません。
韓国国防部は予定どおりの実施を表明し、北朝鮮は演習を非難して核抑止力の強化を警告しました。トランプ氏は、費用削減、韓国の対イラン姿勢への不満、そして金正恩氏との関係を判断の背景として挙げています。北朝鮮側から具体的な外交的反応や譲歩が示されたかどうかは、発表時点で未解決のままでした。