『CONTROL Resonant』は、2019年の『Control』をそのまま拡張する続編ではない。Remedy Entertainmentは銃撃中心だった前作から、近接戦闘を軸にしたオープンエンド型アクションRPGへと大きく舵を切った。
9月18日に解禁された発売前レビューでは、その挑戦はおおむね好意的に受け止められている。ただし評価の分岐点も明確だ。超常現象に侵食されたマンハッタン、空間そのものを使ったレベルデザイン、探索の驚きには称賛が集まる一方で、近接戦闘がゲーム全体を通じて十分に面白さを維持するかについては意見が割れている。発売は9月24日。対応機種はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam/Epic Games Store)だ。
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主人公はディラン。舞台は歪んだマンハッタンへ
本作の主人公は、FBC(Federal Bureau of Control/連邦操作局)に長年拘束されていたディラン・フェイデン。彼は現実を変質させる宇宙的な脅威が広がるさなか、超常現象で変貌したマンハッタンへと送り出される。新たな能力に加え、形状を変える近接武器「Aberrant(アベラント)」を駆使して戦う設定だ。
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ゲームプレイ面でも変化は大きい。Xboxの公式プレビューは、前作の三人称シューティングを、カスタマイズと試行錯誤を重視する近接アクションRPGへ発展させた作品と説明している。つまり、前作の銃器と超能力を組み合わせる手触りを期待するプレイヤーにとっては、単なる続編というより明確な再設計と考えたほうがよさそうだ。
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最も支持されたのは「空間を遊ばせる」Remedyらしさ
現時点のレビューで最も強い共通点は、Remedyの世界構築への評価だ。現実の法則が崩れたニューヨーク、奇怪なビジュアル、移動アクション、空間が変容するロケーションが繰り返し褒められている。
Viceは本作を今年有数のアクションゲームとし、特にレベルデザインを高く評価。オープンワールド化したニューヨークによって、前作を印象づけた手作りのロケーションやパズル感を失わず、さらに壮大で現実離れした環境を作り出せたとしている。
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Hey Poor Playerは5点満点中4.5点を付け、新主人公やアクションの方向性、規模の拡大といった大きなリスクの多くが成功していると評した。GamingBibleは10点満点中9点、TechRadarも探索できるオープンワールドと物語を評価している。
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雰囲気、探索、奇妙なフィクション、緻密に作り込まれた空間を重視する人にとって、本作の魅力は特に強く働きそうだ。
近接戦闘は「成長すると面白い」か、「単調になる」か
批評の焦点は、近接主体となった戦闘にある。
肯定的な見方では、ディランの能力やビルドの選択肢が増えるにつれて戦闘が深まり、単なる連打ではなく、装備と能力の組み合わせを考えるプレイが報われるという。開発側も、複数のビルドを試すことを前提にカスタマイズシステムを設計している。
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一方で、戦闘の基本ループが長時間プレイに耐えるかを疑問視するレビューもある。CGMagazineは7.5点を付け、反復的なゲームプレイ、期待ほど印象に残らない能力、終盤の失速を指摘した。TechRadarも総合評価は高いものの、敵が過度にタフに感じられ、戦闘が厳しくなる場面があるとしている。
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このため、購入判断では「前作より派手な超常アクション」を求めるか、それとも近接ビルドを掘り下げるアクションRPGを求めるかが重要になりそうだ。世界や移動、探索の奇抜さが前面に出る場面では強い支持を得ているが、近接戦闘だけで体験を支えなければならない局面では、評価がより割れている。
レビュースコア一覧:好評だが、満場一致ではない
確認できる主な評価は以下の通り。
- Hey Poor Player:4.5/5
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- GamingBible:9/10
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- Forbes:8/10 — ジャンル転換は「大半では機能している」としつつ、磨き込みや再考の余地にも言及。
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- CGMagazine:7.5/10
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- Gamers Heroes:70%
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これらは『CONTROL Resonant』が好意的に迎えられた続編であることを示す一方、誰もが同じ熱量で称賛しているわけではないことも示している。Remedyの創造的な飛躍に強く反応した批評家がいる反面、戦闘とペース配分が決定的な弱点になったと見る批評家もいる。
PC版は有望、Steam Deckは注意が必要
PC版については、デスクトップPCでの初期検証は明るい。IGNは移植の完成度を「ほぼ完璧」と表現し、ハンドヘルド向けプリセットとFSR「Quality」で1080pに設定した初期ボス戦で、40〜45fpsを確認したとしている。より高性能なデスクトップ環境では非常に良好に動作したという。
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ただしSteam Deckでは事情が異なる。同じIGNの検証では、720p、ハンドヘルド向けプリセット、FSR「Balanced」でも25fpsを安定して超えるのは難しかった。
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また、公開済みのPC要件では、全構成でRAM 16GBとSSD空き容量120GBが求められている。ストレージの空き容量も、事前に確認しておきたいポイントだ。
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発売前時点で見えること
レビューは9月18日に公開され、9月24日の発売まで約1週間の判断材料が用意された。
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総合すると、『CONTROL Resonant』は「前作の再現」よりも「シリーズの再発明」に興味があるプレイヤー向けの作品だろう。Remedyらしい不穏で超現実的な世界、理屈では割り切れないロケーション、探索の発見に惹かれるなら、レビューの熱狂は十分に理解できる。
一方、前作のシューティング主体の戦闘をそのまま発展させた続編を望んでいた場合は注意が必要だ。本作は拡張版ではなく、近接アクションRPGとしての新たな賭けである。その賭けは多くの批評家に刺さっているが、戦闘と後半のテンポに関しては、発売前の段階でも明確に好みが分かれている。
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