Cerebrasは、大学院レベルの2,500問からなる難関ベンチマーク「Humanity's Last Exam」を実施。GPT-5.6 Sol Ultrafastは全問題を11時間11分で完了したのに対し、Anthropicの最新モデルClaude Fable 5は同等の結論に達するまで78時間27分を要しました。
この圧倒的なパフォーマンスを支えているのは、CerebrasのWSE-3(Wafer-Scale Engine 3) です。従来のGPUクラスタが数十から数百の小さなチップを接続して動作するのに対し、WSE-3は一枚の巨大なシリコンウェハー(直径約30cm、いわゆる「夕食皿サイズ」)で構成されています。これにより、分散GPUシステムのボトルネックとなるチップ間通信のレイテンシを根本的に排除します。
さらに、WSE-3には44GBのオンチップSRAMが搭載されており、GPT-5.6 Solのモデル全体をプロセッサ内部のメモリに格納できます。推論中、モデルの重み(パラメータ)は、遅いオフチップDRAM(メインメモリ)にアクセスする必要がなく、大規模言語モデル(LLM)の復号処理を律速する「メモリ帯域の壁」を回避できるのです
。
この下落は、技術発表自体へのネガティブな反応というよりも、前日夜(8月12日水曜日)に発表されたCerebrasの2026年第2四半期決算に起因するものです。売上高は記録的な2億990万ドル(前年同期比2倍以上)だったものの、調整後の1株当たり損失は**-2.98ドル**と、アナリスト予想の-0.18ドルを大幅に下回る結果となりました。