背景には、イベントへの応募が会場の受け入れ可能人数を大きく上回ったことがある。VentureBeatによると、OpenAIは応募者へのメールで、GPT-5.5パーティーに対して24時間で8,000人超が関心を示したものの、全員分のスペースを用意することはできなかったと説明した 。
その意味で、Codexのレート制限引き上げは、開発者に向けた実用的な代替特典といえる。パーティーには参加できなくても、開発作業で使う可能性の高いツールの利用余地が増える、という設計だ 。
このイベントは「GPT-5.5 on 5/5」と銘打たれ、5月5日17時55分から20時55分まで、米太平洋夏時間(PDT)で開催予定だったと、The Economic Timesの報道を要約したLet’s Data Scienceが伝えている。場所はサンフランシスコで、参加には事前登録とOpenAI側の承認が必要。会場の詳細は、参加が確定した人にのみ知らされる仕組みだった 。
Business Insiderは、イベントづくりに関する少し変わったエピソードも報じている。Sam Altman氏は、GPT-5.5自身に「自分のパーティーをどう開いてほしいか」を尋ねたという。モデルの提案には、5月5日に開催すること、スピーチを短くすること、乾杯はAIではなく人間の開発者が行うことなどが含まれていたとされる 。
このパーティーは、GPT-5.5のローンチ全体の一部だった。TechCrunchによれば、GPT-5.5はChatGPTのPlus、Pro、Business、Enterpriseユーザー向けに展開され、GPT-5.5 ProはPro、Business、Enterpriseユーザー向けに提供される予定だとOpenAIは説明していた 。
その流れの中で見ると、今回のCodex特典は、イベントに入りきらなかった開発者の関心をプロダクト利用へつなげる施策でもある。応募したものの参加できなかった人が確認すべきポイントは、新たな招待の有無ではなく、自分の個人ChatGPTアカウントで6月5日までCodexのレート制限が10倍になっているかどうかだ 。