さらにその後、ウクライナは以前に必要とみなされていた停戦や安全保証という前提条件がなくても交渉の席に着く用意がある、とゼレンスキー氏が述べたと報じられました。より最近も、同氏はウクライナは長く会談の準備ができており、課題は対話の具体的な形式を定め、戦争を終わらせ、安全を確実に保証することだと述べています
。
つまり、基本線は「停戦が先」。ただし、会談が現実に戦闘停止へつながる見込みを持つなら、その順番に絶対的に縛られるわけではない、という読み方が妥当です。
もう一つの条件は、ロシア側の要求をそのまま交渉の出発点にしないことです。2025年6月、ゼレンスキー氏はロシアの停戦提案を「最後通告」と退け、戦争をめぐる行き詰まりを破るためプーチン氏との直接協議を改めて求めました。
これは、ウクライナが対話そのものを拒んでいるという意味ではありません。むしろ、会談に応じることと、モスクワが示した条件を事前に受け入れることは別問題だ、という線引きです。
特に領土問題では、この点が決定的になります。ゼレンスキー氏は、領土に関する合意はプーチン氏との直接接触なしには不可能だと述べました。また、ロシアと米国を含む形式に開かれており、安全保証には欧州連合(EU)加盟や有志連合が関わるため、欧州もどこかの段階で加わるべきだとの考えを示しています。
ウクライナが求めているのは、単に戦闘を一時停止するだけの会談ではありません。停戦後に再び戦争へ戻らないための枠組み、つまり信頼できる安全保証につながる形式かどうかが問われます。
ゼレンスキー氏は、必要なのは具体的な対話形式を見つけ、戦争を終わらせ、安全を信頼できる形で保証することだと述べています。そのためキーウは、誰が参加するのか、議題は何か、米国や欧州のパートナーがどのように関与するのかを、会談条件の一部として見ています
。
ゼレンスキー氏がプーチン氏と本格的な直接協議に臨む前に、ウクライナが重視してきた条件は次の通りです。
ただし、最大の注意点は、ゼレンスキー氏がすべての条件を完全に満たしてからでなければ会わない、と常に言ってきたわけではないことです。会談そのものが停戦を確保し、終戦への道を開く現実的な場になるなら、ウクライナは一定の柔軟性を残してきました。
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