アマゾンは2026年9月16日、米国の対象となるフルタイムの中核オペレーション従業員について、最低開始時給を20ドルへ引き上げると発表した。従来から1ドルの増額となる。同社によると、対象職種の平均賃金は時給約24ドル、福利厚生の価値を含む平均総報酬は時給32ドル超となる。
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対象は、すべてのアマゾン従業員・全職種ではない点に注意が必要だ。
対象となるのは物流の現場を担うフルタイム従業員
今回の最低時給は、米国の対象フルタイム中核オペレーション職に適用される。具体的には、顧客注文の仕分け、梱包、輸送などを担う最前線の職種が含まれる。アマゾンは、こうした職種の多くで経験を問わないとしている。
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最低開始時給は全国で20ドルに
対象従業員の最低開始時給は19ドルから20ドルへ上がる。増額は一律で時給1ドルだ。
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アマゾンは、対象職種について次の水準も示した。
- 平均賃金:時給約24ドル
- 福利厚生を含む平均総報酬:時給32ドル超
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ただし、32ドル超は各人に支払われる現金の時給を意味するものではない。医療などの福利厚生の価値を加えた総報酬であり、実際の賃金は職種、勤務地、個別の条件によって異なる。
新設「Day 1 Financial」と既存の福利厚生
アマゾンは新たに、対象従業員とその家族向けの福利厚生として**「Day 1 Financial」**を導入する。First Tech Federal Credit Unionを通じ、低コストの銀行サービスを生涯利用できるという。利用には対象資格を満たす必要がある。
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同社は従来の福利厚生として、以下も挙げている。
- 低コストの医療サービス
- Prime会員資格の無料提供
- 前払いの教育支援
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こうした福利厚生を金額換算して含めるため、同社が示す平均総報酬は平均賃金を大きく上回る。
ウォルマート、ターゲット、コストコとの比較
報じられた全米ベースの開始時給と比べると、アマゾンの20ドルはウォルマートとターゲットを上回り、コストコの入門職と同水準となる。
| 企業 |
報じられた開始時給 |
アマゾンの20ドルとの差 |
| アマゾン(米国の対象フルタイム中核オペレーション職) |
20ドル |
— |
| ウォルマート |
14ドル |
アマゾンが6ドル高い |
| ターゲット |
15ドル |
アマゾンが5ドル高い |
| コストコ(入門職) |
20ドル |
同水準 |
ウォルマートの米国での開始時給は14ドル、ターゲットの最低時給は15ドル、コストコの入門職時給は20ドルと報じられている。
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もっとも、これは全米レベルの目安だ。実際の求人時給は、地域の最低賃金、職種、現地の人材需給などにより上乗せされる場合がある。また、アマゾンの新方針は対象となるフルタイム中核オペレーション職に限られるため、他社の全職種と単純に比較できるわけではない。
まとめ
アマゾンは、米国の対象フルタイム中核オペレーション従業員の最低開始時給を20ドルへ引き上げ、新たに「Day 1 Financial」を打ち出した。同社によれば、対象職種の平均賃金は時給約24ドル、福利厚生込みの平均総報酬は時給32ドル超となる。
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提示された全国水準で比べると、アマゾンの新たな最低時給はウォルマートより6ドル、ターゲットより5ドル高く、コストコの入門職と同水準である。
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