AppleがMagic Keyboardのラインアップをひっそり刷新しました。今回の変更は内部仕様のアップグレードではなく、キーキャップの見た目を整える小規模なデザイン変更です。米国英語配列では、これまで文字で表示されていた一部のキーが、矢印やキーボードショートカットで見慣れた記号(グリフ)に置き換えられました。新しいMacBook Air、MacBook Pro、MacBook Neoに合わせたデザイン統一が狙いとみられます。36
変更されたキーは?
4つの刷新モデルすべてで、次の5つのキーの表記が変更されています。
- Tab
- Caps Lock
- Shift
- Return
- Delete
キーの役割や配列が変わったわけではなく、文字の代わりに対応する記号が表示されるようになっただけです。旧モデルと見比べると違いが分かりやすいものの、使い勝手を大きく変えるアップデートではありません。34
テンキー付きモデルではさらに変更
Touch IDとテンキーを備えたフルサイズモデルでは、次のキーも文字表記から記号に変わっています。
- Home
- Page Up
- Page Down
- End
- Clear
- Enter 35
対象モデルと米国価格
刷新されたのは次の4モデルです。いずれも米国での価格は据え置かれています。
- Magic Keyboard:99ドル
- Touch ID搭載Magic Keyboard:149ドル
- Touch ID・テンキー搭載Magic Keyboard(白キー):199ドル
- Touch ID・テンキー搭載Magic Keyboard(黒キー):199ドル 37
つまり、今回の変更はキーキャップのデザインに限られ、製品のグレード構成や価格、基本機能を変更するものではありません。報道によると、従来の配列や機能、USB-C接続も引き続き採用されています。11
旧Lightningモデルは対象外
注意したいのは、Touch ID非搭載のテンキー付きMagic Keyboardです。この旧モデルは今回の刷新から外れており、Lightning接続を採用したまま、従来の文字入りキーキャップを使い続けています。35
テンキーが付いているかどうかだけでは、新旧モデルを見分けられません。新しいフルサイズモデルを選ぶ場合は、Touch ID搭載モデルであることに加え、白キーまたは黒キーの仕様を確認する必要があります。
MacBookのデザインをデスクトップ向けにも展開
Appleは2026年に発売したMacBook Neo、MacBook Air、MacBook Proで、米国英語配列の一部キーを文字からグリフへ変更していました。今回のMagic Keyboard刷新は、そのデザイン方針を外付けキーボードにも広げるものです。2613
変更対象は米国英語配列です。この配列は米国だけでなく、Appleが英語キーボードの標準構成として扱うカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどでも使われています。そのため、今回の変更は米国向け製品だけに限られるとは言えません。3
新しいMac miniとMac Studioも同時発表
Magic Keyboardの刷新は、新しいデスクトップMacの発表と同じ8月25日に行われました。新モデルは同日から予約注文が始まり、9月22日から購入者への配送が始まる予定です。2025
Mac mini
新しいMac miniは、次のチップ構成で展開されます。
- M6搭載モデル:899ドルから
- M5 Pro搭載モデル:1,699ドルから 172530
Mac Studio
Mac Studioは、次の2種類から選べます。
- M5 Max搭載モデル:2,499ドルから
- M5 Ultra搭載モデル:5,499ドルから 172030
今回のタイミングは、Appleが新しいMacBookで採用したキーボードのデザイン言語を、単体販売のMagic Keyboardにもそろえたものと考えられます。中身や価格を大きく変えず、見た目の一貫性を高める刷新です。