このレジスタンス帯を突破できれば、買い手が目先の売り圧力を吸収していることを示す。ただし、上抜け後もその水準を維持できて初めて、ネットワーク成長が価格モメンタムに波及しているとの見方を強めやすくなる。
必ずしもそうとは限らない。
2024年9月には、通常は活動が落ち着きやすい日曜日に126,210個の新規ウォレットが作成され、イーサリアムのネットワーク成長が4カ月ぶりの高水準に達した。しかし、ETHは2,300ドルを下回り、売り圧力を受けていると報じられた。
これらの例は、ウォレット増加が弱気材料だという意味ではない。示しているのは、両者の関係が条件付きだということだ。新規アドレスは参加者の裾野が広がっている可能性を示すが、価格は、実際の買いにつながっているか、どの程度の資金が動いているか、市場全体が売り圧力を吸収できるかにも左右される。
説得力のある上昇シグナルになるのは、単一の指標ではなく、複数の材料がそろった場合だろう。
現時点では、ETHの新規アドレス数が75%増加したことは前向きな材料になり得るものの、単独で価格を予測できる指標ではない。確認できる範囲で最も妥当な結論は、ネットワークへの参加が加速している一方、その成長がETHへの持続的な需要に変わっているかは、まだ市場の確認を必要としているということだ。