XPengは2026年9月17日、北京で大型SUV「G9L」を発表した。中国向けは5人乗りで、バッテリーだけで走るBEVが4グレード、エンジンを発電に使う航続距離延長型(REEV)が2グレード。期間限定の発売価格は23万1,800~30万9,800元で、各グレードとも通常の希望価格より1万元安い。
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中国価格と全6グレード
| 駆動方式 |
グレード |
通常の希望価格 |
期間限定価格 |
| BEV |
702 Max |
24万1,800元 |
23万1,800元 |
| BEV |
660 AWD Ultra SE |
25万9,800元 |
24万9,800元 |
| BEV |
660 AWD Ultra |
28万9,800元 |
27万9,800元 |
| BEV |
755 AWD Ultra Flagship |
31万9,800元 |
30万9,800元 |
| REEV |
1602 AWD Ultra SE |
25万9,800元 |
24万9,800元 |
| REEV |
1602 AWD Ultra Flagship |
30万9,800元 |
29万9,800元 |
価格とグレード名は中国発売時の情報。BEVの車名にある「702」「660」「755」は、それぞれ公表されたCLTC航続距離を示す。一方、REEVの「1602」は電池と燃料を合わせた航続距離であり、電気だけで1,602km走れるという意味ではない。
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従来のG9より大きい。ただし3列シートではない
G9Lの公表寸法は全長5,120×全幅1,999×全高1,782mm、ホイールベース3,100mm。従来のG9として掲載されている全長4,891mm、全幅1,937mm、ホイールベース2,998mmと比べると、全長は229mm、全幅は62mm、ホイールベースは102mm拡大した。G9の全高は仕様によって異なり、比較資料では標準仕様が1,680mm、Performanceが1,670mmとされる。
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車体が大きくなっても、中国向けG9Lの乗車定員は5人。3列目を追加するのではなく、後席を含む室内空間に重点を置いた構成だ。プラットフォームも従来のG9に掲載されるSEPA 2.0から、G9LではSEPA 3.0となる。外観の細かな変更点を断定するより、まずはこの寸法と室内構成の違いを押さえたい。
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航続距離、走行性能、充電は?
後輪操舵とデュアルチャンバー式エアサスペンションは全グレード標準と報じられている。後輪の操舵角は最大左右15度で、報告されている最小回転半径は5.4m。全長が5mを超えるSUVだけに、取り回しを考える際に注目したい数値だ。
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BEVでは、後輪駆動の702 MaxがCLTC航続距離702km、四輪駆動の660系2グレードが660km、755 AWD Ultra Flagshipが755kmとされる。報告されている電池容量は702系と660系が91.9kWh、755系が110kWh。出力は後輪駆動車が270kW、660系の四輪駆動車は前輪側にもモーターを備えて合計430kWとされる。0~100km/h加速4.45秒という報告値は高性能なBEVの仕様に関するもので、BEV全車に当てはまるとは限らない。
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REEVの2グレードはいずれも四輪駆動で、63.3kWhの電池と、発電機として使う1.5Lターボエンジンを組み合わせる。公表されているCLTC航続距離は電気のみで435km、電池と燃料を合わせて1,602km。0~100km/h加速は4.95秒と報じられている。いずれも報告・公表された仕様であり、独立した実走行テストの結果ではない。
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全車に800Vの急速充電アーキテクチャーが採用されると報じられている。XPengは「9分の充電で航続距離450km分を追加できる」とも説明するが、すべてのグレードや充電器で同じ結果になると確認されたわけではない。ここまでの航続距離も中国のCLTC試験値で、実際の走行距離を保証する数字ではない。
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運転支援と5人乗りの室内
XPengはG9LをAI重視の旗艦モデルと位置づけ、運転支援にVLA 2.0モデルを用いると説明している。最上位の運転支援構成については、演算性能2,250 TOPSと報じられた。ただし、この数値を全6グレード共通とみなすことはできず、各グレードの運転支援機能を網羅的に確認できる情報もない。
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室内装備としては、AI適応型の「ゼログラビティ」シート、後席用コンソール、折りたたみテーブル、車載冷蔵庫が報じられている。ゆとりを後席に振り向けた設計をうかがわせる一方、個々の装備が希望するグレードに付くかは別途確認が必要だ。
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パリでの発表と生産計画
XPengは2026年10月12日のパリ・モーターショーでG9Lを国際発表し、64市場への投入を目指すとしている。生産地として発表したのは中国・広州と、オーストリア・グラーツにあるマグナの工場だ。9月25日時点ではパリでの発表とオーストリアでの生産は今後の予定であり、「64市場への投入」は各市場ですでに販売中という意味ではない。
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