Microsoftは現在、Windowsに関する2つの異なる問題に対応しています。ひとつは、Microsoft Defender Antivirusが動作しているにもかかわらず「Microsoft Defender Antivirusは無効です」と表示される誤警告。もうひとつは、2026年8月27日に公開された任意のプレビュー更新プログラム「KB5120998」によって、Windows 11 24H2および25H2のマウスカーソル設定がリセットされる問題です。両者は原因も対処方法も異なるため、切り分けて考える必要があります。
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まず確認したい違い
- 「Microsoft Defender Antivirusは無効です」と表示された場合:通知だけで判断せず、Windows セキュリティで実際の保護状態を確認します。
- KB5120998をインストールしてカーソルが変わった場合:まだインストールしていなければ、現時点では任意更新を見送るのが無難です。すでに問題が発生している場合は、更新プログラムのアンインストールが現実的な切り戻し方法です。
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1. Defenderの「無効」通知は誤表示の可能性
Microsoftは、最近のMicrosoft Defender Antivirus更新後に、Windowsが「Microsoft Defender Antivirusは無効です」と通知する問題を確認しています。通知はWindowsの起動時に表示されることがあるほか、その後も断続的に現れる場合があります。しかし、実際にはDefenderが動作しており、Windows セキュリティでも保護機能が有効になっているケースがあります。
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現時点で公開されている情報では、どのDefenderのコンポーネントやバージョンが正確な原因なのかは明らかになっていません。したがって、この現象はマルウェア対策そのものが停止したというより、通知と実際の動作状態が一致していない「ステータス報告の不具合」と見るのが適切です。
Microsoftのリリース正常性情報では、Windows 11 バージョン23H2についてこの問題が掲載されています。一方、ユーザー報告ではWindows 11のほかのバージョンやWindows 10でも同様の警告が確認されています。Windows 10の対象範囲は公開資料だけでは明確ではないため、通知だけを信じず、各PCで状態を確認してください。
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Defenderが本当に動作しているか確認する方法
Windows セキュリティを開きます。
ウイルスと脅威の防止を選択します。
リアルタイム保護と保護状態が有効になっていることを確認します。
さらに確認する場合は、管理者としてコマンド プロンプトを起動し、次のコマンドを実行します。
sc query WinDefend
結果にSTATE : 4 RUNNINGと表示されれば、Microsoft Defender Antivirusのサービスは実行中です。
この通知だけを理由に、セキュリティソフトを無効化したり、再インストールしたり、別の製品へ乗り換えたりする必要はありません。Windows セキュリティで保護機能が実際に無効になっている、またはサービスが起動していない場合は、誤警告とは別の問題として通常どおり調査してください。
Microsoftはこの誤通知を認識し、解決策を準備中です。ただし、現時点では具体的な原因や修正日の予定は公表されていません。
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2. KB5120998でカーソルのカスタマイズが失われる
KB5120998は、Windows 11 バージョン24H2および25H2向けに2026年8月27日に公開された任意のプレビュー累積更新プログラムです。適用後のOSビルドは、24H2が26100.9278、25H2が26200.9278となります。
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Microsoftの公式リリース正常性情報には、インストール後にカスタムマウスカーソルやカーソルアニメーションが断続的に元へ戻るとの報告が掲載されています。この問題は24H2と25H2の両方で報告扱いになっています。
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ユーザーや海外のテクノロジーメディアからは、次のような関連症状も報告されています。
- カーソルが大きな白色の標準ポインターに戻る
- 選択したカーソルスキームを再設定できない
- カーソルが表示されないように見える
- デスクトップ壁紙が単色の黒に変わる
ただし、これらすべてが同じ確度でMicrosoftに公式確認されたわけではありません。公式の既知の問題として明記されているのは、主にマウスのカスタマイズ設定が失われる現象です。壁紙の黒変やカーソル消失については、現時点ではユーザー報告の段階にとどまる症状もあります。
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影響を受けた場合の対処
まだKB5120998をインストールしていない場合
この更新はプレビュー版であり、通常の月例セキュリティ更新を受け取るために必須ではありません。カーソルなどの個人設定を重視する場合は、ひとまずインストールを見送るのが安全です。
すでにインストールして問題が発生した場合
- 設定を開きます。
- Windows Updateから更新の履歴を選択します。
- 更新プログラムをアンインストールするを開きます。
- 一覧からKB5120998を探してアンインストールします。
- PCを再起動します。
問題が解消しない場合は、次のビルドが提供されるまで更新を一時停止する方法もあります。Microsoftサポートの案内でも、問題が発生したユーザーには更新プログラムの削除と一時的な更新停止が提案されています。
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Microsoftのリリース正常性情報には、inpoutx64ドライバーをレジストリから一時的に無効化する回避策も記載されています。ただし、レジストリの変更を伴い、ドライバー自体が無効になる高度な手順です。影響を理解していない一般ユーザーは安易に実行せず、まずは更新のアンインストール、または修正版を待つ方法を優先してください。
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9月8日の月例更新で直るのか
8月のプレビュー更新に含まれる通常の改善内容は、次回の必須累積更新プログラムに引き継がれる見込みです。次回の月例更新は、2026年9月8日(火)のPatch Tuesdayに予定されています。
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ただし、これは9月8日の更新でKB5120998に関連するカーソル、壁紙、フォント、表示消失など、報告されているすべての症状が修正されるというMicrosoftの確約ではありません。修正内容は、公開される変更履歴や既知の問題の更新で確認する必要があります。
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現時点での結論は明確です。Defenderの警告は、まず実際の保護状態を確認すべき誤通知です。一方、KB5120998は個人設定、とくにカーソルのカスタマイズに影響することが公式に認識された任意更新です。Defenderは直接確認し、KB5120998は未インストールなら見送り、問題が出ているならアンインストールを検討してください。