『Mewgenics』は、「戦う猫」を育てるだけでなく、その血統ごと次の世代へ引き継いでいくターン制タクティカル・ローグライトです。Steam版は2026年2月10日に発売され、価格は29.99ドル。PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2版は2026年9月8日に発売予定です。
4
13
最大の特徴は、固定メンバーを少しずつ強化する一般的なRPGとは違い、猫の繁殖と世代交代そのものが長期的な成長システムになっていること。猫を選び、クラス用の首輪や装備を整え、危険な戦場へ送り出し、生き残った猫の遺伝的特徴を次の世代へ託します。
発売日・価格・対応機種
| プラットフォーム |
発売日 |
価格情報 |
| PC(Steam) |
2026年2月10日 |
29.99ドル |
| PlayStation 5 |
2026年9月8日 |
39.99ドルと報道 |
| Xbox Series X|S |
2026年9月8日 |
39.99ドルと報道 |
| Nintendo Switch 2 |
2026年9月8日 |
39.99ドルと報道 |
PC版はSteamで発売済みで、シングルプレイに対応しています。開発・販売はEdmund McMillen氏とTyler Glaiel氏が担当。コンソール版はNicalisが販売を担当すると報じられています。
12
13
現時点で確認できる発表ではコンソール版の対応機種は明らかになっていますが、パッケージ版の有無までは確認できません。したがって、現段階ではSteamで発売中のPC版と、上記3機種向けに発表されたコンソール版として捉えるのが安全です。
4
6
コンソール版の発表はGamescomで実施
コンソール版の発売日は、2026年のGamescom Opening Night Liveで発表されました。発表に先立ち、『Mewgenics』の楽曲「Guillotina」を、同作の音楽を手がけるRidiculonがステージでライブ演奏しています。
3
6
突然変異した猫たちが戦う奇妙で不穏なゲームの紹介に、独特のサウンドトラックの生演奏を組み合わせるという、作品の個性が表れた発表でした。
約13年をかけて完成したプロジェクト
『Mewgenics』の構想はおよそ2012年までさかのぼり、10年以上にわたる開発期間を経てPC版の発売に至りました。
1 最終的なPC版の発売日は2025年9月、長時間のゲームプレイ映像とともに発表されています。
16
開発者はEdmund McMillen氏とTyler Glaiel氏です。McMillen氏は『The Binding of Isaac』や『Super Meat Boy』、Glaiel氏は『Closure』や『The End Is Nigh』で知られています。
1
13
ゲームの基本システム:猫を選び、戦い、次世代を育てる
ゲームプレイは、大きく分けて「拠点での猫の管理」と「自動生成されたマップでのターン制戦闘」の2段階で進みます。
出撃前には、増えていく猫の家から最大4匹を選び、クラス用の首輪、能力、アイテムを設定します。戦闘では、マス上での位置取り、能力同士の組み合わせ、地形や環境との相互作用が勝敗を左右します。単純にステータスの高い猫を並べるだけではなく、チーム全体のビルドをどう噛み合わせるかが重要です。
13
19
マップや遭遇する状況は自動生成されるため、毎回同じ攻略法が通用するとは限りません。敵の種類や地形、手持ちの装備に応じて、編成や戦術を組み替える必要があります。
繁殖・遺伝・突然変異が長期的な成長に
本作の長期的な進行を支えるのが、猫の繁殖システムです。子猫は親から特性や基礎ステータスを受け継ぎますが、繁殖には成猫であること、リビドー、猫が暮らす部屋の状態など、複数の条件が関係します。
44
ここで重要なのは、成功した出撃が1匹の猫を永続的に強くするだけではない点です。生き残った猫は有用な特性や突然変異を得ることがあり、その後は次の世代を生み出す親として価値を持ちます。一方、遠征で失った猫は永久に戻りません。
45
46
基本的な流れは次のとおりです。
- 現在の猫の家から出撃メンバーを選ぶ。
- 各猫にクラス用の首輪、能力、装備を設定する。
- ターン制の戦闘へ送り出す。
- 生還した猫の特性や突然変異を確認する。
- 望ましい組み合わせを目指して繁殖し、次世代を準備する。
つまり、『Mewgenics』は固定パーティーを育てるゲームというより、戦闘を担う猫の一族を管理するゲームです。ある猫が貴重なのは、強敵を倒せるからかもしれません。あるいは、優れた特性を持ち、それを子孫に伝えられるからかもしれません。
クラスは猫の血統ではなく「首輪」で決まる
クラスは繁殖によって固定される種族的な属性ではなく、首輪によって割り当てられます。そのため、同じような遺伝的基盤を持つ猫でも、異なる戦闘ビルドへ発展させられます。
44
クラスの総数については、資料によって表現が異なります。Steamの掲載情報は「10種類以上」としている一方、Mewgenics.infoは14種類と案内しています。
19
49したがって、現時点では「10種類以上のクラスがあり、14種類と紹介されることもある」と説明するのが最も正確です。
クラスは、近接攻撃、前衛の防御、遠距離攻撃、妨害、支援など、異なる役割を促します。ただし、遺伝、突然変異、アイテムによって性能は大きく変化するため、首輪は猫の役割を完全に決めるものではなく、ビルドの土台と考えるべきでしょう。
能力・アイテム・敵の数
Steamの掲載情報によると、本作には1,000種類以上のユニークな能力があり、各クラスには75種類の能力が用意されています。また、アイテムは900種類以上とされています。
19
これほど多くの選択肢があるため、クラスだけでなく、遺伝した特性、突然変異、装備、戦場の形状まで含めてビルドを考えることになります。毎回異なる組み合わせが生まれることが、リプレイ性の中心です。
敵とボスについては、Steamの掲載情報で200種類以上と案内されています。
19ただし、この数字は今回確認できた英語版の主要掲載情報ではなく、ローカライズされたストア情報に記載されたものです。そのため、独立して検証された敵の分類数というより、告知されているコンテンツ規模の目安として見るのが適切です。
クリアまでのプレイ時間は?
Edmund McMillen氏はAMAで、『Mewgenics』について、ゲームをクリアするまでに平均200時間以上、100%達成には500時間以上かかるとの見積もりを示しています。
36
37
ただし、これは開発者による目安であり、すべてのプレイヤーに同じ時間が必要になることを保証するものではありません。メイン進行だけを目指すのか、ビルドの実験や能力・アイテムの収集、実績解除、完全な血統作りまで追求するのかによって、プレイ時間は大きく変わります。
『Mewgenics』が他のタクティカルRPGと違う理由
多くのタクティカルRPGでは、決まった仲間たちを守りながら育成していきます。『Mewgenics』では、失うことと世代交代がゲームデザインの一部です。
活躍した猫は次の遠征に出せなくなったり、繁殖のために拠点へ残されたりします。その代わり、戦闘で得た特性や突然変異が次世代の猫へ受け継がれます。大切に育てた猫を失えば、時間をかけた血統づくりも途切れてしまいます。
戦闘が繁殖に影響し、繁殖が次の編成を決め、その編成が次の自動生成バトルへの向き合い方を変える。『Mewgenics』はこの循環によって、戦術実験、ローグライトのリスク、そして長期的なロスター管理を一つにまとめています。PC版はすでに発売中で、コンソール版も2026年9月8日に控えているため、世代をまたぐ育成と試行錯誤を楽しみたいプレイヤーにとって注目度の高い作品です。
4
13